社会・政治
「国民を舐めてるの?」自民、政倫審「完全非公開」要求に批判殺到 傍聴なし、議事録なしは過去1例だけ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.02.23 17:00 最終更新日:2024.02.23 17:00
2月22日、自民、立憲民主両党は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)について、28、29両日に開くことで合意した。
自民の西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官ら5人が出席し、弁明する。政倫審が開催されれば2009年以来、15年ぶりとなる。
自民側は、審査会の委員以外の議員や報道陣の傍聴を認めず、事後に議事録も公開されない「完全非公開」での開催を要求しているという。
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「政倫審は『政治とカネ』などに疑惑を抱える国会議員に自ら説明する機会を与える場。田中角栄元首相がロッキード事件の第一審で有罪判決を受けたことをきっかけに、1985年に衆参両院に設置されました。
政倫審の設置に併せて議決された政治倫理綱領には、『疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもつて疑惑を解明し、その責任を明らかにする』とあります。
原則非公開ですが、本人の了解があれば公開は可能。過去9回開催された衆院政倫審で、議員にも報道陣にも公開されなかったのは、1996年9月、加藤紘一自民党幹事長(当時)の共和ヤミ献金疑惑をめぐって開催された1例のみです」(政治担当記者)
西村氏は2月20日、「説明責任を果たしたいので、政倫審に出席する」と森山裕総務会長に伝えたことを明らかにしている。
にもかかわらず、自民側が「完全非公開」での政倫審の開催を要求していることに、SNSでは批判的な声が殺到している。
《「完全非公開」を希望とか自民党は国民を舐めてんの?》
《お手盛りの調査報告書は「匿名」、政倫審は「非公開」、よくもまぁ、ここまで実態解明に後ろ向きな姿勢を示しながら、「説明責任を果たしていく」なんて言えるよな》
SNSでは、出席義務があり、嘘の証言をした場合に偽証罪に問われる証人喚問を求める声が早くもあがっている。
《非公開ならやる意味ないやろ 非公開なら国会での証人喚問に出て来いや》
《立憲民主は妥協せずに証人喚問を要求すべき!!》
完全非公開の政倫審で幕引きでは、国民は納得しそうもない。
( SmartFLASH )