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「議員1000万円不記載にガタガタ言うな」発言への批判に竹中平蔵氏が反論も「賃上げより成長が先」発言で再炎上

社会・政治 投稿日:2024.03.14 19:13FLASH編集部

「議員1000万円不記載にガタガタ言うな」発言への批判に竹中平蔵氏が反論も「賃上げより成長が先」発言で再炎上

「まずは給料を上げろという日本人は間違っている」の発言で再び炎上した竹中平蔵氏(写真・時事通信)

 

政治家の1000万円不記載でガタガタ言うな」発言で物議を醸した、経済学者の竹中平蔵氏が、自身への批判に反論した。

 

 竹中氏は、3月2日配信の「みんかぶマガジン」の記事で、自民党派閥の裏金問題に言及。安倍派の松野博一前官房長官は5年間で1051万円の裏金を作ったことから、1年単位では約200万円とし、「年間200万円の不記載で過剰にガタガタすべきではない」とつづった。

 

 

 これに対し、「道理が通らない」といったコメントがネットなどで殺到したが、竹中氏は13日配信の同サイトの記事で、「やっぱり海外の人と話してもこの金額で大臣が辞職したという事実を聞いて驚かれます」と、自説を変えなかった。

 

 さらに、日本人は「問題の本質を理解できない」人が多く、「リテラシーが低い」と続けた。竹中氏は、裏金問題の根本的な解決のためには、ガバナンスを効かせる政党法が不可欠だ、というのが自身の主張であるにもかかわらず、その「本質的な議論」を国民はしておらず、記事に寄せられたコメントを読むと「キョトンとしてしまう」と述べた。

 

 また、2000年代初めに小泉政権の閣僚として構造改革を担った竹内氏は、発言のたびに「竹中平蔵が格差を広げた」「影で日本を操っている」と批判されると告白。そして、「私が影で日本を操っているなら、もうちょっと日本の経済はマシになっているのではないか」と述べた。

 

 現在、低成長にあえぐ日本では「賃上げ」が叫ばれている。しかし、「それは経済的に間違っています」と竹中氏は指摘。「そんなことをすれば悪いインフレが起き、実質賃金は上がらないまま」「実質賃金、国民一人あたりのGDPを高めるためにはやっぱり企業・国の生産性を高めることが先」と強調した。

 

 この記事は、SNS上で火に油を注ぐ結果となったようだ。

 

《これまで長い間、不景気をしのぐためにどれだけ社員が(給与を犠牲にして)生産性上げても給料上げてこなかったのでは?》

 

《日本を貧しい国にしたのはお前らの責任だろ》

 

《国民結構我慢して頑張ってると思うけど》

 

 何を言っても炎上する竹中氏。もはや“負のスパイラル”から抜け出せそうにない……。

( SmartFLASH )

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