3月16日、岸田文雄首相(自民党総裁)は、党本部で開いた青年局と女性局の全国会議で、「国民から厳しい目を向けられる事案に直面している。この大事なときだからこそ、引き続き緊張感を持ってそれぞれの取り組みを進めていただきたい」とあいさつした。
2023年11月、和歌山市で開かれた青年局の近畿ブロック会議で、露出の多い衣装を着た女性ダンサーらが一部の参加者と体を密着させ、参加者が口移しでチップを渡すなどの行為をしていたことが報じられ、批判を浴びた。また、2023年7月には、前女性局長がフランス研修で、おどけたポーズの写真をSNSに投稿し、辞任している。
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岸田首相の「緊張感を持って」という発言は、これらを念頭にしたものだ。だが、岸田首相の発言は、上滑り感が否めない。
「2023年12月には、自民党の政治資金パーティーの裏金問題を受け、『国民の信頼回復に向け、自民党の先頭に立って火の玉となって取り組んでいく』と決意を語っています。ただ、『しっかり調査する』『ていねいに説明する』など、抽象的な言葉を繰り返すだけで、結局、裏金事件の解明には及び腰でした。
3月16日に開いた全国幹事長会議で、岸田首相は『命がけで党再生に努力をしていきたい』と強調。17日の自民党大会では『厳しく対応』と主張しましたが、結局、裏金議員に対するけじめが決断できないままでした」(政治担当記者)
岸田首相が「緊張感を持って」と発言したことに、SNSでは冷笑に似た声があがっている。
《岸田はよく「引き続き緊張感を持って○○に取り組んでいきます」などと発言していますが。。。緊張感などないから、研修旅行という名のフランス慰安旅行でエッフェル塔の前であんな写真を撮ったりできるのだし、懇親会という名のハレンチパーティーができるのだと思います》
《緊張感、ていねいに説明。毎回毎回、お経のように唱える。もう聞きたくないし、使わないでください。腹が立ちます》
《日本国民のみなさーーーん!!! 一番、緊張感がない人間が、なんか言ってますよーーーーーーー!!》
岸田首相がいくら勇ましい言葉を並べてみても、もはや国民には届かないということか。
( SmartFLASH )