「マナーをなぜ守っていただけないのでしょう」撮り鉄の “信じがたい” 迷惑行為に銚子電鉄が激怒

 

　銚子電鉄（千葉県銚子市）の公式Xが4月3日、次のように呼びかけた。

 

《【撮影マナーをなぜ守っていただけないのでしょうか】
伐採やキロポストの抜き取り、警告看板の位置移動などの迷惑行為が発生し、警察に被害届を提出しています。列車の運行に支障がでたり、他の方に迷惑がかかることを看過できない為、誠に遺憾ですが警察と連携し、取締まりを強化せざるを得ません》

 

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　いわゆる “撮り鉄” による迷惑行為だ。添付された写真には、線路脇の「キロポスト（距離標）」や警告看板が抜き取られたり、草を勝手に刈るなどの様子が写っている。鉄道の写真を撮影する際に邪魔だったものとみられる。

 

　銚子電鉄の担当者が、こう話す。

 

「8年ぶりに新車両を導入し、3月29日から運行を開始した影響だと考えています。それ以前から試運転の時間を問い合わせる電話が多くあったのですが、そんな情報は非公開です。そう説明していたのですが、どんどんエスカレートして、脅迫めいた電話までかかってくるようになりました」

 

　これまでも迷惑行為はあったが、ここまでのものは初めてだという。

 

「キロポストを抜き取るなんて、信じられません。我々としても、こういうこと（注意の呼びかけ）をしたいわけではないのですが……非常に残念です」

 

　たびたび話題になる、撮り鉄による迷惑行為。3月には、無人駅で停車していた引退間近のJR西日本の特急「やくも」に抱きついて撮影する危険行為が問題になったばかりだ。

 

　冒頭の銚子電鉄の投稿は1.1万回以上リツイートされ、1.8万の「いいね」がついている。リプライも多く、

 

《ひどすぎる…これで撮った写真など何の価値も無い》

 

《見えやすくするため引き抜いたり伐採するとは一部の撮り鉄はビックモーターと同族か》

 

《鉄道ファンとして、実に残念です。鉄道が好きなら、運行に支障をきたすような行為、沿線の方々に迷惑をかける行為は厳に慎まなければなりません。取締りが強化されれば、趣味活動が出来なくなることを認識してほしいと思います》

 

　と、嘆く声があふれている。

 

　一部のファンの暴走が「撮り鉄」全体のイメージを悪化させているのだ。

( SmartFLASH )