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「無神経さは小池百合子に通ずる」乙武洋匡氏「無所属」出馬表明の“自分ファースト”ぶりに批判殺到

社会・政治 投稿日:2024.04.09 16:49FLASH編集部

「無神経さは小池百合子に通ずる」乙武洋匡氏「無所属」出馬表明の“自分ファースト”ぶりに批判殺到

小池百合子東京都知事とのツーショット写真を前に「無所属」で衆院選出馬を表明する乙武洋匡氏(写真・長谷川 新)

 

 4月8日、作家乙武洋匡(ひろただ)氏が都内で会見を開き、衆院東京15区(江東区)補欠選挙出馬することを表明した。

 

「東京15区補選におきまして、無所属で立候補する決意を固めましたことをご報告させていただきます」

 

 

「現時点では、どの政党にも推薦依頼は出していない。政策を見て、推薦したいとの思いを持ってもらえるなら、話をしたい」

 

 だが乙武氏は、3月28日付で小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指して設立した「ファーストの会」副代表に就任。乙武氏の背後にも演壇にも、小池知事とのツーショットポスターがまんべんなく貼られている。

 

「無所属」での出馬会見に、立憲民主党の米山隆一衆院議員は自身のXで、こうツッコミを入れた。

 

《乙武氏「無所属」との事ですが、ファーストの会の副代表でありながら、それはないでしょう。「無所属」を掲げるなら副代表は辞任すべきだし、副代表を続けるなら「ファーストの会」で出るべきです。流石にこれでは、「二枚舌」と言われてやむを得ないものと思います》

 

 乙武氏は、2016年の参院選で自民党が目玉候補として擁立を検討。抜群の知名度もあり、当選は確実と見られながら、「週刊新潮」に5人の女性との不倫を報じられ、出馬を断念した。

 

 2022年参院選では、東京選挙区から無所属で出馬。32万2904票を獲得したものの、9位で落選。ちなみに、乙武氏に次ぐ10位で落選したのは、ファーストの会から初挑戦した荒木千陽氏で、28万4629票だった。

 

「自民党は、当初は推薦方針を示したものの、2016年の参院選当時、選挙対策委員長だった茂木敏充幹事長とのしこりが残っています。小池知事に関係が近いはずの公明党も、高木陽介政調会長が4月3日の記者会見で乙武氏の過去の女性問題をあげ、『地元の声は大変厳しい状況だ』と述べています。

 

 国民民主党も、当初は榛葉(しんば)賀津也幹事長が『正式オファーがあれば、我々はしっかり乙武さんを全面的に応援する方向でいま、最終調整に入るところ』と、支援に前向きな姿勢を示したものの、4月5日には『自民党が応援して推薦するなら、推薦はない。全国に影響を与える』と方針転換。乙武氏への支援は、当初想定されたほどには広がっていません」(政治担当記者)

 

 各党の思惑が交錯し、打算が見え隠れするなか、しかも小池都知事とのツーショットポスターに囲まれ、乙武氏が表明した「無所属」での出馬に、SNSでも批判的な声が殺到している。

 

《小池百合子と並びで【ファーストの会】とデカデカと掲げるポスターをバックに 乙武「無所属です」は通らんやろ。最初から舐め腐ってんな》

 

《このポスター並べて「私は無所属です」と言ってのける無神経さは小池百合子に通ずるものが有る。こんな嘘を平気でつく人物が約束を守ると思う? 小池も乙武も自分の我欲のままにやりたい放題やるだけだろう》

 

《これで無所属と言われましても乙武さん。。しかもファーストの会代表である森村隆行氏をすっ飛ばして都民ファーストの会特別顧問の小池百合子氏とツーショット。もう何がファーストなのか。自分ファースト、百合子ファースト、利権ファースト。江東区民、試されてますぞ》

 同区からは、立憲民主党の酒井菜摘氏、日本維新の会の金沢結衣氏、参院議員の須藤元気氏らが出馬を表明している。4月28日に投開票予定の東京15区補選で、乙武氏は悲願の国政進出を果たすことができるだろうか。

( SmartFLASH )

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