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「ドンドンショボくなる」大阪万博にまたまた“ガッカリ”報道、軟弱地盤のため「乗り物型」展示ゼロ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.04.23 17:17 最終更新日:2024.04.23 17:34

「ドンドンショボくなる」大阪万博にまたまた“ガッカリ”報道、軟弱地盤のため「乗り物型」展示ゼロ

つい先日も「空飛ぶクルマ」を「ドローン」と……(写真・時事通信)

 

 開幕まで1年を切った2025年大阪・関西万博をめぐって、なんとも“ガッカリ”な報道が相次いでいる。

 

 4月22日、乗り物で展示を楽しむ本格的な「ライド型」のパビリオンがゼロになる可能性を共同通信が報じた。

 

 2005年愛知万博においては、電気事業連合会のパビリオン「ワンダーサーカス電力館」で、電車型ライド「フク丸エクスプレス」が人気を博した。また、全長300メートルの軌道上を走るドイツ館の透明な水滴型のキャビン「エクスペリエンス・ドロップ」にも連日、2時間待ちなど長蛇の列ができた。

 

 

 だが、大阪万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲の地盤は軟弱。共同通信によると、土砂を取り除いた場所にくいを打たず建てる「浮き基礎」と呼ばれる工法が大半で、建物重量には事実上の制約があるという。また、ライド型展示はレール設置や安全対策が必要で、一定の重量がある乗り物や関連設備による建設コストの増加が敬遠されているという。

 

 4月21日には、大阪府吉村洋文知事が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。万博の目玉のひとつになっている「空飛ぶクルマ」について、「(クルマではなく)ドローンです」と認める発言をしたばかり。

 

「それだけではありません。4月16日に、吉村知事は参加国・地域が独自に設計・建設する『タイプA』の海外パビリオンが『40前後』になるとの見通しを示しました。『万博の華』とされる『タイプA』は当初、60カ国56施設が予定されていたため、7割程度に減少。さらに『タイプA』予定国のうち十数カ国は工事業者が決まっていない状態です。

 

 順調なのは、建設費が約350億円の木造リングのみ。吉村知事は『日曜報道 THE PRIME』で『世界最大級の木造建築物で、こんなものを日本でつくれるのかという圧倒的な存在感がある。来場される方は残すべきだとなると思う』と語っていましたが、いまのところ、万博で見るべきものは、リングだけというのが現状です」(政治担当記者)

 

 過去の万博では人気を博した「ライド型」のパビリオンがゼロになる可能性に、SNSではさらに“ガッカリ”感が広がっている。

 

《ドンドンショボくなる》

 

《子供招待しといてそれはないよな やっぱりリングに金かけすぎやん》

 

《海外パビリオンも半減し乗り物も無くなるという、どんどん内容のないものとなっていっているのですが、本当に中止しませんか?開催しても「素晴らしい万博」とは言われない恥ずかしいものになりますよ》

 

 万博協会が4月12日に公表したところでは、10日時点の入場券の販売枚数はおよそ130万枚。企業購入分700万枚はめどがついたとしているが、これを除けば、販売目標2300万枚の6%以下だ。

 

“ガッカリ”な報道が相次ぐなか、販売目標2300万枚を達成できるのか。1160億円の運営費は、主に入場券の売り上げ収入でまかなう予定だ。販売目標が達成できず赤字となれば、国、経済界、大阪府・市のどこが赤字を補填するか、責任の押し付け合いが始まることとなる。

( SmartFLASH )

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