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まるで「小池vs.蓮舫」の代理戦争…都民ファと立民議員が「恫喝」「嘲笑」野次合戦で都議会は大荒れ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.06.06 16:10 最終更新日:2024.06.06 16:33

まるで「小池vs.蓮舫」の代理戦争…都民ファと立民議員が「恫喝」「嘲笑」野次合戦で都議会は大荒れ

メーデーに参加した小池氏と蓮舫氏(写真・時事通信)

 

 開会中の東京都議会では、小池百合子都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」と蓮舫参院議員が所属する「立憲民主党」の壮絶なバトルが繰り広げられ、さながら小池vs.蓮舫の「代理戦争」の様相を呈している。

 

「6月4日に主要5会派の代表質問がおこなわれました。都民ファは小池都政の高校授業料の実質無償化、子供政策、男性の育児参画、デジタル化などを評価して、『批判に終始する方には都政のかじ取りを、とうてい任せられない』と、蓮舫氏を意識した『口撃』を仕掛けました。

 

 これに対して立憲は、知事の学歴詐称問題や、蓮舫議員が指摘した『電柱ゼロ』『満員電車ゼロ』『介護離職ゼロ』など『7つのゼロ公約』が達成できていないことを追及しました。

 

 5日の一般質問でも、小池都知事本人へ同様の質問が出されましたが、都知事にかわり都幹部が答弁するなど、まるで都知事が立憲の質問を無視しているかのようでした。

 

 一方、都民ファの質問にはていねいに答えるので、立憲議員の怒りに燃料を投下する結果につながっています」(政治担当記者)

 

 

 そして5日、ついに都民ファと立憲の間で「恫喝事件」が勃発した。同日、鈴木烈議員(立憲、立川市選出)のXに詳細がポストされていた。

 

《本日、我が会派の竹井ようこ都議(小平市)による「多摩格差ゼロ」という小池知事の選挙公約についての質疑の最中。

 

 自らの公約に関する質問であるにも関わらず、小池知事が答弁を拒否し局長に答弁させようとしたので、「知事の公約についての質問なんだから、知事が答弁に立つべきでないですか!」と私が野次ったところ、都民ファーストの会幹事長代理の内山真吾都議(昭島市)から、「立川市は市町村総合交付金は要らないのか!?」との恫喝野次。

 

 一瞬、我が耳を疑いましたが、周囲の議員に確認したところ間違い無いようです。こういう発言は民主主義の破壊です。小池都知事の踏み絵問題と同じです。ここに抗議します》

 

「総合交付金は市町村の一般財源の不足分を都が補完するもので、2023年度は立川市に16億円あまりが交付されています。実際にはありえないせよ、交付金が消滅すれば死活問題となります。

 

 なお、鈴木議員といえば、都内52市区町村長が連名で出した小池都知事への立候補要請文が『小池知事から依頼があった』と暴露した議員です。都民ファからすれば許せない政敵でしょう」(同)

 

 事態は、さらに動く。鈴木議員の指摘に、内山議員は夜中にもかかわらず、即座に反応。自身のXで、

 

《確かに鈴木烈都議はニヤけながら「知事が答弁に立たないのかー」と大声で叫びまくってましたけど、それに反応したのではありません。

 

 多摩格差是正について、「市町村総合交付金の増額」を局長が答弁した時に、「金額の問題じゃない(風間都議)」とか、「そうじゃないだろー(鈴木烈都議)」とか、恫喝野次や嘲笑野次を飛ばしていたので、「立川市は市町村総合交付金はいらないのか?」と返しただけです。

 

 なぜ、立憲都議団の答弁も聞こえなくなる様な野次は一才不問で、私の切り返しだけ批判されるのかわかりません。》

 

 と反論していた。まるで水掛け論のようだが、いずれにせよ事態はしばらく収束しそうにない――。

( SmartFLASH )

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