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「横浜は税金の3重取り」橋下徹氏「森林環境税は最悪」明快すぎる解説に今田耕司も「アホなんですか?」と立腹
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.06.16 15:10 最終更新日:2024.06.16 15:10
6月15日、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に出演し、森林環境税について解説した。
ちょうど6月から、住民税に上乗せされ、「森林環境税1000円」の徴収が始まっている。橋下氏が「森林環境税って最悪」と説明を始めると、スタジオからは「知らんかった」という声が。
橋下氏はこう解説した。
「東日本大震災で、復興特別増税があったんです。あれがなくなったところに、同額の1000円を森林環境税として忍ばさせてくる。この時期に(徴収が始まっている)」
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ゲストから「森林が少ない自治体もある。たとえば東京と地方ではぜんぜん違うし。それも一律、同じ金額なんですか?」と聞かれると、橋下氏は、
「先行で配分が始まっているんです。森林が多いところに(配分を)多くじゃないんですよ。人口規模とかで配るから、実は都市部に、ものすごいお金がいってる。東京とか大阪とか横浜とか。何をしているかと言ったら、基金でみんな貯金で積み上げているんです。使い道がなくて。
森林保護か、林業を発展させるためなのに、都心部には森がない。あまりにも税金の使い方としてむちゃくちゃだということで、やっとこれから配分を変えるらしいです。人口(比)じゃなくて」
司会の今田耕司が「みんなめっちゃええ大学出て集まってるんですよね? アホなんすか?」と驚いた様子を見せると、橋下氏はこう続けた。
「森林環境税は国が徴収するけど、各自治体ですでに森林税を取っているところがある。横浜は、神奈川県と横浜市と国で3重に取られます」
パネルには、神奈川県横浜市での「三重取り」として、神奈川県が「水源環境保全税」として約880円(平均値)、横浜市が「横浜みどり税」として900円、国が「森林環境税」として1000円を徴収することが示されていた。橋下氏はこう続けた。
「なにが言いたいかというと、政治家はこうやって無茶苦茶なやり方でお金を取ってくる。国民が困っていて、税金を下げるというときにも、現金給付とか簡単なやり方でやればいいのに、定額減税というものすごく面倒な手続きでやる」
森林環境税は、国内の森林整備を目的とし、この6月から徴収が開始され、1人年間1000円、納税者約6200万人から年間約620億円の税収となる。
ちょうど6月から始まる自治体の住民税の徴収に合わせ、「森林環境税」という見慣れない文字が入っていたことから、橋下氏の解説に「X」では怒りが沸騰している。
《使い道が分かり、非常に腹が立ってきた。悪どい政治家が多すぎる》
《財務省と政府は、まず「国民から巻き上げる」が最優先。使い道は後から考えればいい、と思ってるってこと。国民を金づるとしか思ってない証拠》
《「森林環境税」のように「森林」「環境」という耳障りの良い言葉を使って国民を騙す行為です。要は税金を吸い上げる為に名目は何でも良いってことですね、財務省さん》
一度、徴収が始まった税収を、政府は簡単に手放さない。さらに、「復興特別税」が「森林環境税」に衣替えし、森林保護にも使われないのでは、怒りが沸騰するのも当然だろう。
( SmartFLASH )