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「安倍チルドレン」出世頭が領袖になる可能性…自民党総裁選で擁立論が急浮上「岸田首相の後輩議員」とは?

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.05 20:35 最終更新日:2024.07.05 20:35

「安倍チルドレン」出世頭が領袖になる可能性…自民党総裁選で擁立論が急浮上「岸田首相の後輩議員」とは?

小林鷹之氏(写真・共同通信)

 

 7月4日、ニッポン放送のラジオ番組『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に、小林鷹之前経済安全保障担当大臣が出演。番組冒頭から、「党に対する風当たりというのは、肌で感じている。自民党の将来に対して、非常に危機感を持っている議員は多い」と胸中を明かした。

 

「当選4回、まだ40代の小林氏は、2024年9月の自民党総裁選へかつぎ出される可能性が高くなっています」と話すのは、全国紙政治部デスク。

 

 7月3日に「時事ドットコム」も、《イメージ刷新へ若手擁立論 自民総裁選、小林鷹之氏らの名》と題する記事を配信。小林氏に限らず、自民党総裁選で若手候補が名乗りを上げる可能性を報じていた。

 

 

 千葉県出身の小林氏は、難関私立の開成中学・高校出身で、岸田文雄首相の高校の後輩にあたる。財務官僚をへて、2012年の衆議院選挙で初当選を果たすと、以降は当選を重ねている。

 

 同選挙では、野党だった自民党を安倍晋三元首相が率い、大勝利を収めた。このとき、小林氏を含め119人も誕生した同党の新人議員は「安倍チルドレン」と呼ばれることになる。

 

 しかし、その後、「魔の2回生」と呼ばれる“不祥事議員”が多く現れることにもなるのだが……現在も、約30人の現職議員が残っている。

 

「小林氏の擁立論が急速に高まっている背景には、所属していた旧二階派だけでなく、旧安倍派の当選同期などに、彼を支える動きが広がっていることがあります。

 

 たしかに当選同期のなかで、大臣経験者の彼は出世頭。『安倍チルドレン』のリーダー的な存在になる可能性はあります。二階俊博元幹事長の“懐刀”である武田良太氏も、『推薦人(20人)が足りなくなるということはない』と、小林氏の出馬の現実味を語っていますね」(前出・政治部デスク)

 

 この状況を、本人はどう考えているのだろうか。

 

「本人は『いまは政策を磨くときで、まだ出馬の段階ではない』と言ってはいますが、『将来は首相を目指す』と公言していますから、出る可能性はかなり高い」(同前)

 

 かつて「派閥政治」で政権を奪い合った自民党だったが、“政治とカネ”の問題で、4つの派閥が解散した。

 

 小林氏は、新たな枠組みで“領袖”になるのか――。

( SmartFLASH )

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