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【都知事選】特番に集まる「がっかり」の声 背景に池上彰“待望論”「今回ほどおもしろいものはないのに」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.08 21:07 最終更新日:2024.07.08 21:07
史上最多となる56人が立候補、7月7日に投開票された東京都都知事選挙は、現職の小池百合子都知事が投票締切時間直後の20時00分に当選確実が打たれる「ゼロ打ち」で幕を下ろした。
「小池vs.蓮舫の構図に終盤、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が割って入り、選挙戦の注目度はさらに高まりました。その熱気は、そのまま60.62%という高い投票率にもつながったようです。この数字は、前回4年前を5.62ポイント上回り、2014年以降の都知事選でもっとも高い投票率となりました」(都政担当記者)
投開票日の7日は、NHKが大河ドラマ『光る君へ』の放送を中止して選挙特番を組み、TOKYO MX、TBSラジオなども特番を放送。ほかの民放各社も、ニュース番組で逐次、途中経過や結果を報じた。
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しかしXでは、今回の選挙特番に対し、物足りなさを感じた視聴者も多かったようだ。
選挙特番といえば、候補者たちと番組コメンテーターとの質疑の応酬が定番だが、日本テレビ系の番組内で、2位に終わった石丸伸二氏と、コメンテーターの古市憲寿氏との会話が「かみ合っていない」と注目を浴びた。そうしたこともあってか、Xにはこんな辛辣なコメントも並んでいる。
《なんか的外れな事ばかり候補者に聞いたり討論してる選挙特番を見てるとほんとがっかりする》
《テレビの選挙番組のコメンテーターはまともな人を用意できないのかね》
その背景には、もはや“常連”となった人物の不在もあったようだ。民放プロデューサーが語る。
「今回の選挙特番では、池上彰氏の出演がなかったのです。当選、落選どちらの議員にも、ほかのコメンテーターが気をつかって聞かない『タブー』とされている質問を容赦なく投げかけることから『池上無双』などと呼ばれ、選挙のたびに話題になっていました。
前回、2020年の都知事選は、選挙当日にテレビ東京で放映された、新型コロナウイルスをテーマにした番組に出演。そこで開票状況を伝え、当選した小池知事にも迫りました。それ以前も、テレビ東京などで都知事選の開票速報を伝えていましたから、今回も池上氏の出演を待ち望む視聴者が多かったのです」
Xには投票前から
《都知事選特番で池上彰あたりが『蓮舫さん、二位じゃダメでしたね』とかブッ込んだら面白いのになぁと思う》
などのポストが目立っていた。そして実際に選挙当日、池上氏の出演がないことがわかると、Xにはこんな投稿が。
《池上彰の選挙特番やってれば今回ほど面白いものは無いのに…残念…》
《蓮舫に「広島のポッと出の若造に負けてどんな気持ち?」って聞いてくれる性格の悪い(のにメディアに重用されている)奴は池上彰とひろゆきぐらいかと思うが》
選挙特番での「池上無双」を期待する視聴者も多かったようだ。来たる総選挙では、無慈悲なまでの“斬り込み”を見せてほしい。
( SmartFLASH )