《終わらせません。》
7月16日、自身のXで“追撃”を宣言したのは、前参議院議員の蓮舫氏だ。先の都知事選では現職・小池百合子都知事の有力対抗馬と目されたものの結果は3位。初出馬の石丸伸二氏にまで差をつけられるという“惨敗”を喫した蓮舫氏。
今度の対戦相手は、なんと朝日新聞の政治部記者だ。
「発端は、7月15日に芳野友子会長が都知事選での蓮舫陣営の選挙戦について、『共産党が前に出過ぎて票が逃げてしまった票もあったのではないか』と述べたことに対し、『現職に挑戦した私の敗因を、現職を支持した貴方が評論ですか』と蓮舫氏が噛みついたことが原因です」(政治部記者)
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このやり取りに朝日新聞の政治部記者は、自身の実名アカウントで
《ザ蓮舫さん、という感じですね。支持してもしなくても評論するのは自由でしょう、しかも共産べったりなんて事実じゃん》
《自分中心主義が本当に恐ろしい》
と、蓮舫氏を批判する投稿をおこなった。
「同投稿に対しては、蓮舫を支持する人々が中心となり批判が殺到しました。『体制批判をせずに落選候補をなじるとはどういうことか』という趣旨です。特に朝日新聞はリベラルな立場だと考えられていたので、衝撃的でした。
同記者は慌てて、
《これまで私の投稿に不適切な表現がありました。ご指摘を受けて猛省するとともに、関係する皆様に深くお詫び致します》と謝罪しています」(同前)
これにて一件落着かと思いきや、蓮舫氏は収まらない。冒頭の投稿に続けて、弁護士と相談したうえで《朝日新聞への抗議ならびに質問状を出したい》と投稿しているのだ。
前出の記者はこう続ける。
「この朝日新聞記者は自民党担当です。なので、蓮舫さんも自民党の意を汲んだ批判、揶揄と受け取り怒り心頭なのでしょう。ただ、彼は野党担当だった時期もあって、日ごろの言動を聞く限り、特段リベラル嫌い、共産党嫌いという印象はありません」
個人名のアカウントでの投稿とはいえ、記者側の表現に配慮が足りていなかったことは否めない。とはいえ、蓮舫氏も党代表と国務大臣を経験した“重量級”の政治家であるのは間違いない。なぜこれほど“ファイティングポーズ”を続けるのだろうか。だ立憲民主党所属議員の一人は、蓮舫氏の心情をこう測った。
「これまで蓮舫さんは、SNSでの評価など、気にしたこともなかったんですよ。むしろ落選後に人生で初めて本格的にエゴサーチを始めたようで、今は、SNS初心者にありがちな夢中になっている状態なんです。過激な言葉が飛び交うSNS空間の中で“敵”と“味方”を分けて闘うーー。典型的な“ネット戦士”ですよね。ただ、もともと器の大きい人ではあるので、しばらくすれば、元の蓮舫さんに戻るんじゃないですか。一部の心無い声で折れてしまうということはないでしょう」
しばらくはSNSをやめてみるのもいいかもしれない。
( SmartFLASH )