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「阪神ファンも飛び込みをためらうレベル」パリ五輪会場セーヌ川に大量の大腸菌「競技やるのかなー」開催危ぶむ声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.24 06:00 最終更新日:2024.07.24 06:00

「阪神ファンも飛び込みをためらうレベル」パリ五輪会場セーヌ川に大量の大腸菌「競技やるのかなー」開催危ぶむ声

水泳のスタート地点となるアレクサンドル3世橋(左)。セーヌ川の大腸菌濃度は基準値ギリギリだ(写真・時事通信)

 

 7月26日に開幕が迫ったパリ五輪。いよいよ興奮が高まってきているがーー開会式とトライアスロン、オープンウォーターの会場になっているセーヌ川の水質を心配する声があふれている。

 

 パリの中心部を流れ、市民の憩いの場となってきたセーヌ川だが、じつは100年にわたり遊泳禁止措置が取られてきた。原因は、家庭の生活排水などによる汚染。

 

 

 そのためパリ市は、五輪招致に向けてセーヌ川の水質改善を約束し、競技を実施することを公約に掲げた。具体的には、約2400億円を投じ貯水槽を新設するなどの対策をおこなってきた。結果、水質は改善してきているという。

 

 大会規約によると、水100mlあたりの「大腸菌コロニー形成単位」(CFU)の値が1000を超えた場合、トライアスロンの水泳中止しなければならない。

 

 AFP通信によると、パリ市は7月4日、過去4日間の水質が基準値内に収まったことを発表。しかし、その前週の大雨により一時、水泳のスタート地点であるアレクサンドル3世橋の付近は基準値の10倍に達したという。雨が降った翌日は排水が川に流れ込み、大腸菌濃度が急上昇することがわかっている。

 

 ちなみに毎日新聞は《パリ五輪会場・セーヌ川に大量の大腸菌 濃度は道頓堀川の4倍》と報じている。道頓堀川の値は平均240で、アレクサンドル3世橋周辺では7月9〜16日におおむね1000で推移していたという。

 

 17日、パリのイダルゴ市長がセーヌ川を遊泳。「冷たいけど、とてもいい水質。泳ぐことができると証明できた」と語り、川の安全性のアピールに努めた。しかしXでは不安が広がっている。

 

《阪神ファンも飛び込みを躊躇うレベル》

 

《本当にセーヌ川で競技やるのかなー?怖いよ》

 

《水質改善したとか言ってたけど、そんな簡単に行く訳なく、色も水質改善したように見えないし、絶対にセーヌ川の水質ヤバかった 良く泳いだなー。道頓堀の4倍の大腸菌のセーヌ川で》

 

 トライアスロン競技の前日に雨が降らないことを祈るしかなさそうだ。

( SmartFLASH )

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