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パリ五輪「超厳戒態勢」でも警官は居酒屋でリラックス…まさかの制服姿に「着替えないの?」日本人観光客が仰天

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.31 06:00 最終更新日:2024.07.31 06:00

パリ五輪「超厳戒態勢」でも警官は居酒屋でリラックス…まさかの制服姿に「着替えないの?」日本人観光客が仰天

居酒屋風レストランでくつろぐパリ警察

 

 パリ五輪開会式を数時間後に控えた現地時間7月26日の午前。フランスで高速鉄道TGVを狙った同時多発的な放火事件が発生した。事件は未遂に終わったが、約80万人に影響し、検察当局は鉄道網に損害を与えるための組織的な犯罪とみて捜査を始めた。

 

 フランスではこれまで幾度もテロ行為が起きており、しかも国の威信をかけて五輪を開催するとあって、街中では重装備した多くの警官たちが目を光らせている。これから “平和の祭典” が始まる雰囲気とは、とても思えなかった。

 

 しかし、観戦で訪れたという日本人客は驚きの光景を見たという。

 

 

「開会式前日、バレーボール会場近くの日本料理店(居酒屋)の前を通ったら、警官たちが酒を飲みタバコを吸っていたんです。あまり酔っている感じはしませんでしたし、それ自体は珍しいことではなかったんですが……。

 

 ビックリしたのは、みんなが制服のまま飲食していたこと。仕事が終わればお酒を飲んでもいいのは当たり前ですが、まさか制服のままだとは。

 

 日本で、交番勤務の警官が仕事終わりに、そのまま着替えないで居酒屋に行くなんて考えられませんからね(笑)。本当にびっくりしました」

 

 現地では、警備に関して「大丈夫なのか?」という声がある。

 

「24日のサッカー男子の日本対パラグアイ戦前、五輪を狙ったテロを計画した疑いで18歳の男が拘束されました。

 

 また、同日おこなわれたサッカー男子のアルゼンチン対モロッコ戦では、場内に大型の爆竹のようなものを持ち込んだ者を事前に摘発できませんでした。アルゼンチンの得点後、グラウンドに乱入しようとした観客2人も止められず、警備に不安の声が寄せられています」(スポーツ紙デスク)

 

 警備のゆるさを感じたことはかつてもあったという。1998年、フランスで初めて開催されたW杯を前出の観光客が訪れたときのこと。

 

「当時はイギリス人によるフーリガン問題が深刻で、フランスは警官隊が警備に当たっていました。まさに重装備で、拳銃ばかりか、ショットガンや自動小銃を担いだ屈強な警察官がシャンゼリゼ通りを警戒していました。まるで映画のシーンのようでしたね。

 

 一方で、『えっ?』ということも目撃しました。

 

 警官のための昼食を載せた大型車両が各ポイントにあったんですが、その中を覗くとランチボックスと赤ワインの小瓶がセットで置いてありました。

 

 フランス人に言わせれば『軽めの赤ワインは水』ということなのでしょうが、警備の合間のアルコール摂取にはカルチャーショックを受けました。

 

 まあ、お国柄と言えばそれまでですが……。ちなみに、4年後の日韓共催W杯で韓国に行ったとき、同じシチュエーションで大型車両を覗くと、弁当の横にはしっかりと多めのキムチが置いてありました(笑)」

 

 フランス政府は、テロへの警戒水準を3段階で最も高いレベルに引き上げ、開会式は4万5000人の警戒態勢を敷いたという。今後もこの態勢を維持するとされる。

 

 ただ、TGVへの放火事件があったことで、万全とみられていた警備体制の穴も見つかってしまった。今後、態勢の見直しを迫られる可能性もある。

( SmartFLASH )

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