過去のブログへの投稿内容が、アイヌ民族への人権侵害と認定された、自民党の杉田水脈衆院議員が8月12日、選挙区内にある山口県防府市内の神社への、クラウドファンディング(CF)協力要請をXに投稿した。
「防府市護国神社で開催された、戦没者追悼慰霊祭への参加報告をした投稿です。玉ぐし奉奠(ほうてん)と、あいさつをしたことに加え、神社の老朽化対策として修復費用のCFをしていることを、宮司から説明を受けたとつづりました。目標額は100万円とのことで、《みなさまどうか、ご協力よろしくお願いいたします》と発信しているものの、杉田氏自身が出資しているかどうかは明らかにしていません」(地元紙記者)
杉田氏といえば、いうまでもなく旧清和会(安倍派)でパーティー券代金のキックバックを受けていた、いわゆる“裏金議員”のひとり。その額は1564万円で、党の役職停止処分を受けた。そんな杉田氏のCFへの協力要請だっただけに、《ご苦労様でした》と労をねぎらう投稿もあったものの、やはりXでは大ブーイングが吹き荒れた。
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《裏金から払えよ》
《杉田水脈センセイが国民からくすねた裏金1564万円から払えばいいのでは?》
《杉田水脈センセイの裏金で、十分払える額ですね》
《裏金チューチュービール券の杉田水脈大先生が裏金で一発解決じゃありませんか》
ちなみに、杉田氏の名誉のためつけ加えると、比例中国ブロックの単独候補である杉田氏にとって、選挙区内にある防府市護国神社のCFへの参加は、公選法で禁止されている寄附行為になる可能性もあるという。杉田氏としては、9月の総裁選後からさほど遠くない時期にあるはずの解散総選挙に向け、地元への貢献をアピールしたかったのだろうが、ある自民党議員は迷惑顔でこう明かす。
「もはや、杉田さんに配慮する議員は党にいませんよ。前回の総選挙では、杉田さんの後ろ盾だった安倍(晋三元首相)さんの実弟、岸信夫(前議員)さんがゴネまくって当選圏内の順位に入れたのをみんな知っています。杉田さんも、今回は優遇されないのはわかっているはず。できれば、騒動を起こさずに(議員を)引退してもらいたいと思っている仲間も多いです」
議員を辞めれば、いくらでも寄附などできるはずだ。
( SmartFLASH )