元衆院議員でタレントの金子恵美氏が、8月28日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演し、自民党総裁選にコメントを寄せた。
総裁選には、小泉進次郎元環境大臣が出馬すると見られており、注目を集めている。進次郎氏は、小泉純一郎元首相の次男であり、これまでもたびたび将来の総裁候補として名前があがってきた人物だ。
金子氏は「若い人が出馬するのはいい傾向だと思う」とコメントするも、菅義偉(よしひで)前首相ら、周囲の支持者たちの“影”が見えすぎてしまうため「若返りはポーズ」と、とらえられる懸念があると指摘。
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その一方で「支えている人たちが、若手の本当に優秀な人がブレーンとしてついている。国家運営はひとりでやるのではなく、チームとしてやるときに、トップが多少、頼りなくても、まわりに優秀な人たち、“スーパーチーム”ができていれば、かりに小泉内閣ができても期待できる」と評価したのだった。
Xでは、この放送を見た人々からの、金子氏への反対意見が多く聞かれた。
《スーパー長老チームが控えているという事か》
《その『周りにいる優秀な人達』のお陰で、いま現在、日本が衰退し続けているんだからな。総理が駄目ならより加速するだけだ》
《そんな事ができるなら今までの総理は何なの? 地アタマ悪い飾りのトップではキツいって…》
金子氏は2012年に自民党から出馬し、衆院議員に初当選。そして、議員時代は二階俊博元幹事長が率いる「志帥会」(2024年1月解散)に所属していた。
「進次郎氏を支援する菅氏の首相時代は、二階氏と“一蓮托生”ともいえる間柄でした。
また、二階氏は2024年3月に進次郎氏の父・純一郎氏らと会食し、総選挙への危機感を話し合ったことが報じられています。
こんな“元親分”の動きもあって、金子氏は進次郎氏の陣営について、前向きなコメントを述べた可能性もあります」(政治担当記者)
ただ、金子氏は以前、進次郎氏に対して、よりストレートな物言いをしていたという。スポーツ紙記者はこう話す。
「3月17日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に、金子さんは夫で元衆議院議員の宮崎謙介さんとともに出演。
出演者の間で“ポスト岸田”は誰がふわしいか議論された際、宮崎さんが進次郎氏の名前をあげるも、金子さんは『小泉さんはまだ、地頭がそんなによくないんで。経験を積まないといけない』と一刀両断していたんです。
時期が少し前でしたが、『そこまで言って~』は、関東では放送されない、いわば関西ローカルの番組。『めざまし8』でのコメントは、全国放送を意識したものだったのでしょうか……」
どちらが本音だったのか――。
( SmartFLASH )