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【コメ不足】「総裁選で浮かれてる場合か?」政界での注目度低下に国民の不満爆発「論点にしろ」「何も言わないのひどすぎる」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.13 19:30 最終更新日:2024.09.13 19:30

【コメ不足】「総裁選で浮かれてる場合か?」政界での注目度低下に国民の不満爆発「論点にしろ」「何も言わないのひどすぎる」

自民党総裁選2024のポスター(写真・長谷川 新)

 

「昨日、スーパーに行ってみて、店員さんの話では、『水曜日には入る予定』ということを言っておられました。早晩この米不足状態は解消すると思っています」

 

 坂本哲志農林水産相が、呑気にも店の視察で仕入れた店員情報を語ったのは9月3日の閣議後の記者会見だった。あれから10日。いまだにコメ不足は解消されていない。「新米が本格的に流通すれば……」と期待した国民も多いが、店頭を見れば「本日、おコメの入荷はありません」の虚しい張り紙があるだけだ。

 

「さらに困った事態が、コメの販売価格の『高値安定』です。坂本農水相は6日の記者会見で『円滑な流通が進めば、一定の価格水準に落ち着く』としましたが、農林水産省が4日におこなった流通関係者との会合で、2024年産米の店頭価格が5キロ3000円を超えているものがあることがわかりました。これは2023年のおよそ2倍の価格です」(経済担当記者)

 

 

 こうした状況を裏付けるように、9月13日付の日本経済新聞が「コメの『値ごろ感』どこへ 直近で前年比5割高」という見出しで価格上昇を報じている。

 

 記事は「全国消費者物価指数によると、7月のコメの価格は前年同月に比べ17.2%上昇した。品薄の影響で最新の店頭価格はさらに上昇する。9月に入り、穀物の販売価格の伸びは一時、前年比で50%を超えた」と報じ、「コメの価格は今後も高い水準が見込まれる」としている。

 

 国民の財布を直撃するコメ価格。世間では大注目を浴びている問題だが、一方、政界での影は一気に薄くなっている。

 

 9月12日に告示された自民党総裁選。同日、演説会が行われ、各候補者が主張を繰り広げた。しかし、そのなかでも候補者の間で大きな議論になった様子はない。

 

 Xにも議論が深まらないことに不満と不安のポストが沸き起こっていた。

 

《総裁選でコメ不足を論点にして欲しい》

 

《米不足について語る人がいなくて信用できません》

 

《安全保障を語る候補もいるが米不足を問題視する候補はいない》

 

《総裁選候補者が与党なのに米不足や農家の保護について何も言ってないのがひどすぎる》

 

《自民総裁祭りのバカ騒ぎ!!9人の候補がなんだって?高級国民張りの世襲議員が5人! お坊ちゃまたちに物価高が分かるん?米無し米高騰分かるん?国民の政治不信が分かるん?裏金議員はほっとくん?》

 

《なにより大切な食。まさか米不足?になるなんて。自民政治はここまでこの国を壊していたとは。総裁選で浮かれてる場合か?》

 

 いまだ収まる気配のない「令和の米騒動」。安定供給はいつになるのだろうか。

( SmartFLASH )

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