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進次郎氏、支持急落で「脱カンペ」3秒に1回見た男が「10分間よどみなく」識者驚くも「演説上手」の道ははるか遠く

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.21 11:00 最終更新日:2024.09.21 11:00

進次郎氏、支持急落で「脱カンペ」3秒に1回見た男が「10分間よどみなく」識者驚くも「演説上手」の道ははるか遠く

街頭演説中の小泉進次郎(写真:アフロ)

 

「最近、小泉進次郎候補が『カンペ』を読まなくなった」と政治部記者の間でささやかれている。

 

 9月27日投開票の自民党総裁選は、12日に告示されたが、直後におこなわれた会見で、進次郎氏は、手元の原稿にひんぱんに目を落とし、それがまるでカンニングペーパーを読んでいるように見えたことから、SNSでは「カンペ進次郎」などと、ありがたくないあだ名がつけられてしまった。

 

 本誌はこの会見で、進次郎氏が何回カンペを見たかをカウント。10分(600秒)の持ち時間で、221回も原稿をチラ見していたのだ。じつに3秒に1回。これは2位の上川陽子外相の143回を大きく上回っていた。

 

 

 ちなみに立候補会見では、質疑応答を除く演説部分約35分で657回もカンペに目を落としていた。

 

「言い間違いを防ぐため、“安全運転” を心がけてカンペを読んだのでしょうが、結果として『自信のなさ』を印象づけることになってしまいました。さらに『国会答弁や党首討論に耐えられるのか』という声まであがったのです」(自民党議員)

 

 こうしたことが影響したのか、9月12日に日本テレビがおこなった自民党員・党友を対象にした調査で、1位は石破茂氏、2位は高市早苗氏、進次郎氏は3位となった。

 

 さらに13~15日に日本経済新聞社とテレビ東京がおこなった自民党支持層への調査でも、1位は石破氏、2位は高市氏、3位が進次郎氏だった。出馬表明直後はダントツの支持だったことを考えると、まさに急落といっていい。

 

「こうした事態を受けて、進次郎氏はいまカンペを見ないように努力しているんです。移動中はずっと原稿に目を通していますので、最近はその効果が出てきたようです。『カンペを見る回数が半分以下になったのではないか』と、小泉氏の周辺は支持率再浮上を期待しています」(自民党担当記者)

 

 政治ジャーナリストの宮崎信行氏も、進次郎氏の変化に気づいたひとりだ。

 

「19日、9候補が東京・秋葉原で街頭演説会に臨みました。各候補、10分間の持ち時間で演説したのですが、小泉候補は一度も原稿を見なかったのではないでしょうか。特に選択的夫婦別姓については、小泉候補が力を入れてきた分野ということもありますが、よどみなく持論を展開していました」

 

 とはいえ、カンペを見ないと答えが淡白になることも多く、候補者同士のフリー討論では「私も同じ意見です」と別の候補者の意見にうなずきながら全面同調することもある。まだまだネット上で苦笑されることも多い。

 

「脱・カンペ」を図った進次郎氏。演説上手への道ははるか遠く、彼の成長物語はまだまだ続きそうだ。

( SmartFLASH )

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