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「相変わらず見苦しい」兵庫・斎藤知事「50分インタビュー」も繰り返される「主観的意見」「実績誇示」視聴者の怒りやまず、質問アナには賞賛も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.25 18:50 最終更新日:2024.09.25 18:50
「世間的には、もしかしたらメンタルがすごく強いといわれているかもしれない。鋼のメンタルといわれている面もあるみたいですけど、自分自身は本当に、今朝も、苦しい胸の内もあったりとか、やっぱり人間ですから、思い悩むことも多々、これまでもありました」
兵庫県議会で、県議86人の全会一致で不信任決議が可決された斎藤元彦兵庫県知事が登庁し、決断に向け苦しい心境を打ち明けたのは、9月24日の午前10時ごろだった。顔色もよくなく、目もうつろな面をときおり見せるなど、さすがの「鋼のメンタルもやられているのでは」などといわれた。
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しかし、そんな心境を吐露してからわずか5時間あまり後、斎藤知事は大阪・朝日放送テレビ『news おかえり』にスタジオ生出演した。知事の不信任決議が可決されてから、すでに3度めのテレビ出演となる。
番組では、同局の横山太一アナウンサーとの、1対1のインタビューがおこなわれた。その時間、なんと50分。まさに真剣勝負の様相となった。斉藤知事は“鋼のメンタル”の異名のごとく、ここでも粛々と回答するに終始したが……。
「インタビューでは、横山アナの鋭い指摘に、斎藤知事がたじろぐ場面も見られました。もっとも激しい論点となったのは、横山アナがぶつけた『なぜ通報を受けた側が処分をするのか、私はまったく受け入れられなかった』という質問でしょう。これに斎藤知事は、『当事者の私が、そうじゃないということがたくさん含まれていました』『私以外の人たちを傷つける内容も、たくさん含まれていた』などと、主観的な内容で返答していました。
ときおり、斎藤知事が身振り手振りをまじえる場面もあり、「鋼のメンタルといわれ、目の色ひとつ変えずに取材陣に応じてきたこれまでとは、少し違った一面を覗かせていましたね。
さらに、兵庫県在住の40代女性視聴者からの『なぜここまで知事の職に固執するのか』といった質問には、『固執しているという思いはない』としたうえで、自らの改革や既得権からの脱却について言及し、『それを何とか続けていきたいという思い』と回答しました。
斎藤知事は、不信任案の可決以降、テレビ番組の出演が続き、そこで自らの実績を高らかに語っています。その彼が、やはりここでも自らの実績を“回答”として提示したことには驚きましたね」(芸能記者)
主観的な意見、自らの実績の誇示……。斉藤知事の変わらぬ姿勢に、視聴者はやはり怒りを覚えたようだ。X上には、辛らつな言葉が続く。
《斎藤知事は聞かれてる質問を無視して、自分の実績を話そうとする。それってもう知事選を考えての事ですよね。置き去りにされ亡くなられた二名の職員がいたたまれない》
《斎藤知事の元県民局長の死に対するコメントに関しては失望・怒り・悲しみしかない》
《斎藤知事は相変わらず言い訳が見苦しい感じ 横山アナが冒頭から探りつつもびしばし鋭く突っ込んでいる感じ ハラスメントの定義からして、あくまでも自分本位なんだな…斎藤知事》
番組は「落ち着いた形でやりたい」という斎藤知事の希望で、横山アナと1対1のインタビュー形式となったが、これが思わぬ波紋を呼んでいる。「やや行き過ぎた質問があった」との指摘もネット上にはあるが、これまでのどのアナウンサーよりも突っ込んで聞く横山アナの姿勢に、Xで多くの注目が集まったのだ。
《ABCの横山太一アナ、やるやん!》
《横山太一キャスター、今日は本当にかっこよかった! 斎藤知事への質問、ズバズバと核心突いてて痺れたわ!》
《横山太一アナがすかさず指摘した場面良かった。NHKでも同じことして止められたのに懲りない奴だなと》
今回は、攻め抜いた横山アナに軍配が上がったようだ。
斎藤知事は25日も登庁し、自らの進退について「最終的な判断まで来ている」「最後の覚悟を固める段階」などと話した。
「辞職」か「議会解散」か。タイムリミットは9月29日となっている。
( SmartFLASH )
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