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私立高教師の女子生徒への“痴漢”動画拡散、停職処分も前日に別教師が未成年者誘拐で逮捕…同校は本誌取材に“無回答”貫く

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.05 14:30 最終更新日:2024.10.05 16:00

私立高教師の女子生徒への“痴漢”動画拡散、停職処分も前日に別教師が未成年者誘拐で逮捕…同校は本誌取材に“無回答”貫く

須磨学園(写真・同校のホームページより)

 

 10月2日、あるひとりのユーザーがXにアップした動画が、3465万回ものインプレッションを記録した。現時点で動画は削除されたものの、その動画の是非が大きな議論を巻き起こしている。

 

「動画は、兵庫県神戸市にある須磨学園高等学校の男性教師と女子生徒が、電車で隣り合わせて座っているところを投稿者の妻が隠し撮りしたもの。2分弱の動画の中で、教師は女子生徒と会話をしながら、しきりに生徒の太ももや臀部に手を当てたり触ったりしていたほか、手を絡める様子までおさめられていました。女子生徒の顔にはモザイクがかけられていましたが、教師のほうは、顔も出ていました。しかも、アップされた動画に教師の実名まで添えられていたのです。

 

 確かに教師の動きは明らかにおかしく、痴漢行為と取られてもおかしくないものでした。もちろん教師に批判が集まりましたが、それとともにSNSに動画をアップし、拡散させてしまった投稿者も非難される展開となりました」(社会部記者)

 

 

 お笑いタレント、スマイリーキクチもXでこの件に言及し、

 

《教師という人物が電車内で女子生徒を触る隠し撮り動画が拡散されてます。生徒さんはモザイクですが、学校内なら誰かわかるし特定や話題にされることも二次被害に繋がります。もし被害者が「自分や友達の娘だったら?」も考えて。拡散は最終的に被害者を苦しめる》

 

 と、二次被害に警鐘を鳴らした。

 

「この動画がここまでバズった背景には、もうひとつ要因があります。というのも、須磨学園高校では、10月1日に別の教員が逮捕されたばかりなのです。逮捕された瀧本健作容疑者は、交流サイトで知り合った女子高生を、未成年者と知りながら自宅に連れ込んだとして、兵庫県警加古川署に未成年者誘拐の容疑で逮捕されました」(同前)

 

 今回の動画をめぐり、X上では教師への糾弾はもちろんだが、それ以上に、

 

《見た感じ触られたことより、これを投稿されたことのが辛いだろ》

 

《教師が痴漢したなら、教師が悪いのは判る。でも生徒も映ってるのにSNS掲載はダメやろ》

 

《女子生徒はかなり学校に居づらくなると思いますよ。イジメに遭うリスクも高い。投稿者の勝手すぎる行為》

 

 と、動画をアップされた女子生徒を心配する声も多くあがった。反響の大きさを受けたためか、その後、投稿者は動画を削除している。

 

「そうしたなか、10月3日、須磨学園は動画に映っていた30代の男性教師を、停職処分にしていたことがわかりました。産経新聞によると、問題の動画は9月上旬に撮影されたもので、学校側は動画の提供を受けて、男性教師の不適切行為を知ったようです。

 

 いずれせよ、たて続けに男性教師の問題が発覚したわけですから、多くの保護者が不安を抱えているに違いありません。同校は、関西圏で京都大学や神戸大学、“関関同立”などに多数の進学実績を誇る名門私立高校として人気です。それゆえ、一連の報道でかなりの衝撃が広がっています。学園内でのコンプライアンスはどうなっていたのか。再発を防止するためにどのような対策をとるのか。“たまたま起きた”で納得できる保護者は少ないでしょうね」(同前)

 

 本誌は、当該教師の停職処分について同校に経緯を確認するべく連絡をしたが「担当者が別の電話にでている」「担当者が外出している」として、回答は得られなかった。

 

 現在、同校はホームページ上で「本校教員についての報道とSNSでの投稿について」と題する文章を掲出。詳細については、「生徒の皆さん、保護者の皆さまには適切なタイミングで報告の場を設けることを予定しております」としている。

 

 果たして生徒が安心して通える学園に戻ることはできるのか……。

( SmartFLASH )

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