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「下見して辞退するなら金を取る」万博協会の方針を大阪・吉村知事「反対」に「あんた副会長じゃないの」ツッコミ殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.10 16:38 最終更新日:2024.10.10 16:38
2025年4月13日から開催される「大阪・関西万博」。大阪をはじめ、近畿6府県の児童・生徒などを学校単位で無料招待する予定だが、10月7日に朝日新聞デジタルが《引率する教員が会場を下見した後に引率が困難と判断するなどして来場を取りやめる場合、万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)が無料としていた下見の入場券代を学校側に請求する方針であることがわかった》と報じた。この「試食して買わなかったら金払え」ともいうべき姿勢に、教育現場から疑問や怒りの声があがっている。
万博協会は、1団体につき最大3人まで無料で下見を認め、「予定どおり来場する場合は請求しない」と説明しているという。現地の小学校教諭は、こう憤る。
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「報道によると、下見したうえで来場を辞退した場合、会期中の一日券(大人7500円)の金額を、下見した人数分、徴収するそうです。これは規約で定められていると聞いています。
しかし学校側からすれば、生徒の休憩場所、トイレの位置、避難経路などを確認することは当たり前のことで、現地の下見は必須。その結果、参加を見送る学校もあるでしょう。それなのに『参加しないなら金を払え』はあまりにも乱暴です」
万博協会は、朝日新聞の取材に「万博に来るかどうかを決めるための下見ではなく、来ることが前提での下見を想定していた」と釈明しているが……。報道から2日後の9日、今度は大阪府の吉村洋文知事の会見が、波紋を呼んでいる。吉村知事は「これは協会がおかしいと思います」との見解を示したのだ。
「吉村知事は記者団に『(下見をする教員は)万博を楽しみに行っているわけではない。安全に子どもたちを引率するための下見であって、その結果、行かないと判断することも当然、あり得る。そのとき下見の入場料を取るのはおかしい。僕は反対』と断言、是正を求めていくとしました」(社会部記者)
だが、吉村知事は万博協会の副会長でもある。この発言に、知事にあきれる声が多数あがっているのだ。Xには、こんな声が投稿されていた。
《万博協会の副会長なのに、世論の批判を浴びると「おかしい」と言い出す》
《協会の副会長が 協会に申し入れですか 組織としておかしくないでしょうか》
《世論の批判が強くなると自分の立場(万博協会副会長)を忘れて世論と一緒に批判する》
《苦言も何も、入場料取る言うてる側の人! 》
《何他人事みたいに言ってるの?あんたも協会副会長じゃないの?》
開幕まで200日を切っているが、トラブルが多発する大阪・関西万博。無事に開催までこぎつけられるだろうか。
( SmartFLASH )