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「エッフェル姉さん」松川るい氏“号泣”丸川珠世氏事務所をあえて訪問の謎“東大裏金姉妹”の華麗なるライバル関係

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.26 06:00 最終更新日:2024.10.26 06:00

「エッフェル姉さん」松川るい氏“号泣”丸川珠世氏事務所をあえて訪問の謎“東大裏金姉妹”の華麗なるライバル関係

丸川珠代氏と松川るい議員(左・時事通信、右・松川議員のSNSより)

 

 選挙は議員たちにとって、政治生命をかけた戦いだ。その裏で“プライド”をかけた、別の戦いも繰り広げられているようでーー。

 

 自民党候補が軒並み苦戦を強いられるなか、まさに落選危機にあるのは、丸川珠代氏だ。

 

「政治資金収支報告書への不記載額が、5年間で822万円ありました。文字どおり“涙を流して”有権者に謝罪し、投票を呼びかけていますが、世間の反応は冷たいですね。今回、参院から衆院への鞍替えをしたわけですが、まさに落選危機にあります。比例区との重複立候補もできなかったので、小選挙区で負ければ“ただの人”です」(政治担当記者)

 

 

 そんな丸川氏の選挙事務所に10月22日、ひょっこり顔を出したのが、同党の参院議員・松川るい氏だった。松川氏も同じく“スネに傷”のある女性議員だ。

 

「松川議員は2023年、党女性局のパリ研修旅行の際、エッフェル塔を真似したポーズの写真をSNSに投稿。観光気分なのではないかと批判を浴び、『エッフェル姉さん』なる異名がつきました。党執行部から厳重注意を受けた松川議員は、『軽率だった』と陳謝したものの、研修旅行の意義については譲らない姿勢を維持しています。さらに、松川議員も204万円の裏金を派閥からもらっていたことが発覚しています」(同前)

 

 さらに本誌は、松川議員のパリ研修に次女が同行してたことや、観光に多くの時間が割かれた研修の日程表も入手している。

 

 今回の訪問は、世間から後ろ指を指される“裏金姉妹”として、丸川議員を励ますために訪れたのか。美しきシスターフッドかと思いきやーー。「別に理由があるのでは」と首をかしげるのは、自民党関係者だ。

 

「松川議員は、東京8区の門(かど)ひろこ候補の応援のあとに、丸川事務所に立ち寄ったようです。とはいえ松川議員は、翌日はほぼ1日中、地元の大阪の候補者の応援に入っています。新幹線で帰るなら、8区の杉並区からなら中央線に乗って、東京駅から帰阪するのが合理的。丸川氏の事務所は渋谷区神宮前にあるので、かなりの“寄り道”です。

 

 それに、ツーショット写真などを撮ってSNSにあげられたり、街頭で応援演説でもされようものなら、裏金問題やパリ研修問題にかこつけて、再び悪い意味で丸川さんが注目されるのは間違いありません。丸川氏からしても、お断りでしょう。

 

 そもそも、同じ旧安倍派の参院議員でありながら、仲がいいという話は聞いたことがありません。むしろ、互いにけん制しあっていた間柄と聞いています」

 

 2人はこれまで、ライバル関係と周囲に噂されてきたという。

 

「当選回数は、丸川氏が松川議員よりも1回多い3回ですが、経歴が似ているんですよ。松川議員と丸川氏はともに東大卒で、丸川氏はテレビ朝日にアナウンサーとして入社、松川議員は外務省に入りました。その後、松川議員は米国の大学で研修を受け、丸川氏は一時期、ニューヨーク支局に配属されています。党内ではこの“ライバル関係”は有名でしたよ。

 

 ただ、丸川さんはすでに大臣職を2回、経験しているのに対し、松川議員はゼロ。松川議員が内心、忸怩たる思いを抱いているのは間違いないでしょう」(同前)

 

 別の自民党関係者が、松川議員の心情をこう引き取った。

 

「松川議員も、衆院への鞍替えを大阪府連に求めていましたが、2022年に改選したばかりで、却下されています。例の研修旅行でひとり、先に帰国したのは、府連の候補者公募の審査のためでした。もし鞍替えしていたら、丸川さんといま同じ境遇だったはず。松川議員の真意は図りかねますが、ホッとしているのはたしかでしょう。

 

 一歩も二歩も先を行っていたライバルが落ち目にある。その姿を目にするために事務所を訪問した、と考えるのは邪推かもしれませんが、勝気な松川さんらしい行動ともいえます」

 

 ともに大阪育ち、誕生日はわずか1カ月違いの2人。今回の選挙が、ライバルの明暗を分けることになるのか。

( SmartFLASH )

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