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首相指名で仰天計画「玉木雄一郎総理を誕生させる」立憲関係者が明かす野党連帯の “大逆転” プラン
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.30 18:45 最終更新日:2024.10.30 18:45
自公与党が過半数割れしたなか、11月11日に召集が調整されている特別国会の冒頭でおこなわれる「首相指名選挙」に注目が集まっている。
首相指名を勝ち取るためには過半数の233議席が必要だが、自公与党の議席は215議席。一方、立憲民主党など野党7党と、新たに国政政党になった日本保守党をあわせれば235議席になり、“政権交代” になる。
「1回めの投票で過半数に達する議員がいなかった場合、上位2人による決選投票となり、そこで多数決で決まります。
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今回、野党7党は、1回めの投票で各党の代表で投票する予定です。となると、上位2名は石破茂首相と野田佳彦立憲代表になるでしょう。ここで立憲以外の野党が自身の代表を選ぶという “無効票” を選択した場合、多数決で石破首相が再選される可能性が高いですね」(政治部記者)
しかし、その結果、内閣不信任案がいつでも可決されるという、きわめて不安定な政権となる。自民党は目下、こうした状況を解消するために奔走しているという。
「ひとつは、保守系議員の一本釣りです。非公認組でも議席を守った萩生田光一さん、西村康稔さん、平沢勝栄さんの3人と、吉良州男さんら無所属議員でつくる『有志の会』の4人。さらに、東京26区の松原仁さん、茨城7区の中村勇太さん、鹿児島2区の三反園訓さんの3人。
これに、日本保守党の3人です。日本保守党は、愛知1区の河村たしさん以外は東海ブロックの比例区当選。実質的に “河村たかし党” なので引き込むことも可能かもしれません」(同)
とはいえ、この全員が石破首相に投票したとしても13人にしかならない。過半数までまだ5議席も不足している状況だ。
「そこで浮上するのが議席3倍増と大躍進した国民民主党との大連立です。
国民民主は2023年、いわゆるトリガー条項の解除(ガソリンを安くするための特例税率分の徴収停止)と引き換えに予算案に賛成したものの、与党はガソリン補助金制度の延長を繰り返し、煮え湯を飲まされたことがあります。
玉木雄一郎代表を首相に据えるくらいの提案をしないと、玉木さんも乗ってはこないでしょう」(同)
となれば、残るシナリオは、野党による大連立だ。この場合、野党第1党の野田代表が首相になるのが慣例となるが……。
「その可能性がいちばん低いですね」
と余裕を見せるのは、東京都選出の自民党議員だ。
「まず、維新はそもそも馬場代表の首が飛びそうな状態で、野党共闘などまともに議論できる状態ではないですから。また、国民民主と立憲も協力しづらいでしょう。そもそも立憲は、小池百合子都知事が仕掛けた “希望の党” 騒動の際、排除された議員が作った政党です。
一方、国民民主は希望の党が消滅する過程でできた政党。両党は政策というより、その出自をめぐる “近親憎悪” で対立しています。支援組織も分かれており、おいそれと手を組めないですよ」
実際、30日に立憲と維新の協議がおこなわれたが、幹事長も交えた会談で具体的な進展があったとは報じられていない。また、立憲と国民民主の協議にいたっては、まったく予定もたっていないという。
では、このまま不安定な石破政権が続くのか。立憲の関係者は、党内で乾坤一擲のプランが計画されていると話す。
「じつは、第1回の投票から、立憲全体で国民民主の玉木代表に投票するのはどうか、という計画が進んでいるんです。野田代表は、玉木代表と政権協議に入る場合、玉木代表を首相候補として両党で推すことを伝達するつもりでいます。
一方、玉木代表はその動きを察知しています。しかし、立憲に担がれて総理になるのは嫌ですから、かたくなに協議に応じていないのです。
両党が玉木代表に投票すれば176議席。維新38議席を足してもまだ過半数にはならないものの、立憲寄りの松原さんと中村さんが玉木代表に投票すれば216議席になり勝てるんです。さらに共産党が同調すれば8議席加わって224議席ですからね。
実現すれば、玉木雄一郎総理が誕生し、政権交代が実現します。維新を説得できるかが大事なポイントになりますが、みんな本気ですよ」
それはそれでまともに政府運営ができるのか疑問だが……政界はまさに大混乱の真っ只中だ。
( SmartFLASH )