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【議員復活は絶望的】丸川珠代氏 落選直後から“音信不通”…旧安倍派議員が指摘する“致命的な弱み”とは

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.02 16:00 最終更新日:2024.11.09 13:42

【議員復活は絶望的】丸川珠代氏 落選直後から“音信不通”…旧安倍派議員が指摘する“致命的な弱み”とは

泣きながら投票を訴える丸川氏(写真・時事通信)

 

「投票日は、支援者のために40席程度の椅子が用意されていました。しかし、港区内の選挙事務所に来た支援者は数人でしょうかね。取材に来たメディアの人数のほうが数倍はいましたよ」

 

と明かすのは、先の総選挙で落選した丸川珠代氏の選対関係者だ。丸川氏は、自民党派閥パーティのキックバック822万円を政治資金収支報告書に記載せず「裏金」にしていたことで、党公認候補にはなったものの、比例代表での重複立候補ができなかった。

 

 夫であり、同じく旧安倍派の大塚拓氏も528万円の裏金が発覚していたことで、2人は“裏金夫婦”として注目を集めていた。

 

「丸川さんが戦った渋谷区と港区で構成される東京第7区は、先の参議院議員選挙でも、立憲民主党の公認候補の3倍弱の得票が自民党公認の朝日健太郎さんと生稲晃子さんにありました。都市部の浮動票が多いとはいえ、丸川さんにとっても負ける選挙区ではなかったんですよ。それほど裏金事件の影響が大きかったということです」(前出・選対関係者)

 

 

 丸川氏落選の一報は、開票開始の20時から数分でほぼ全メディアで流れた。いわゆる“秒打ち”である。

 

「でも丸川さんが事務所に姿を現したのは22時過ぎでした。選挙中は『小選挙区一本です』、『どうかお助けください』などと、泣きはらした顔で街頭演説をしていましたが、思いのほかサバサバした表情で支援者に短い挨拶を述べて、ものの数分も経たないうちに事務所を後にしましたね。

 

 残された事務所スタッフは、集まったメディアに対して『丸川が今日はもう戻ることはない』と説明し、1時間程度で事務所も閉めて黙々と片づけに入っていました」(政治部記者)

 

 丸川氏がメディアの前に出たがらなかったのには理由がある。夫のことを聞かれたくなかったのだ。

 

「丸川さんの憔悴が激しくて、なかなか事務所に来ることができなかったのも事実です。しかし、開票速報で夫の大塚拓さんも劣勢が伝えられていました。このまま時間が過ぎれば丸川さんは自分のことだけでなく、拓さんの落選についても取材されることになる。だから、そそくさと事務所を離れたのでしょう」(同)

 

 近況を知る議員の数は少ない。

 

「落選の挨拶では、『(議員)バッジはついていませんが自民党の一員であることに変わりはありません』と語った丸川さんですが、その後、数人の自民党区議に連絡があったほかには、ぷっつりと音信が切れている状態です。

 

 相談できる相手もいないんじゃないですか。もともと参議院議員3期で大臣経験が3回という破格の待遇を受けてきたので、同僚議員との付き合いも少なかったんです。鞍替えしたのも、これ以上、閣僚参議院枠の特例は認められないことがハッキリしていたからです。要は、また大臣になりたかったんですよ」

 

 そう語る自民党・旧安倍派議員。丸川氏には、“友達が少ない”という致命的な弱みがあったと続ける。

 

「今回の選挙でも、応援に入った大物は安倍昭恵夫人くらい。その昭恵夫人も、『近所だし、頼まれたから行ってくる』と知人に話していたそうで、実際、街頭で挨拶を済ませたら、すぐに引き上げていました。信頼できる議員仲間を作らなかったことが仇になりましたね。

 

 本人は、来年の参院選に出たいそうですが、どうも党本部はあまり前向きではなく、別の候補を立てる予定だとか。国会議員として復活するのはかなり絶望的な状況です」(自民党の旧安倍派議員)

 

 持つべきものは裏金よりも信頼できる友、というわけだ。

( SmartFLASH )

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