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「盗みをしても寄付すればおとがめなし?」自民党・裏金事件の “寄付でチャラ” 案にネット憤激…「居眠り」石破首相にさっそく暗雲
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.12 20:02 最終更新日:2024.11.12 20:03
自民党が、派閥の政治資金パーティー裏金事件を収束させるため、政治資金収支報告書への不記載相当額を国庫に寄付する方向で調整に入った。総額で7億円程度になる見通しだという。
「党が2月にまとめた調査によると、当時すでに立件されていた議員ら3人を除き、政治資金収支報告書への記載漏れや誤記載があったのは85人。記載漏れや誤記載の額は、2018〜2022年の5年間で、総額5億7949万円。3人分をあわせると、約7億2000万円になるとのことです。
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最多は、先の衆院選に出馬せず、政界を引退した二階俊博元幹事長の3526万円。次いで三ッ林裕巳衆院議員の2954万円、萩生田光一・前政務調査会長の2728万円です。二階氏は引退し、後継の三男が出馬するも落選。党非公認で出馬した三ツ林氏は落選、萩生田氏は7度めの当選を果たしています」(政治部記者)
衆院選での歴史的大敗を受け、党として一定のけじめをつけるため、石破茂首相と森山裕幹事長が10日に公邸で対応を協議。早ければ年内にも寄付するという。
「党本部が相当額を立て替え、関係議員らには不記載額を党に納めるよう求める方向のようです。国庫への寄付のほか、日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地支援にあてる案も浮上しているといいます」(政治担当記者)
しかし、寄付によって裏金事件の幕引きをはかるこの案に、X上では憤激の声が殺到している。
《これからは脱税窃盗盗みをしても寄付するとお咎めなし?なのか。ここまで来ると末期症状ですな》
《なんかカッコよさげに見えるけど、自民党の金は元を辿れば企業・団体からの癒着したカネと税金が原資の政党助成金。ここで「寄付」した分は、財界におねだりするのでは?》
《一般人と同じ税務調査をするべき。追徴課税、重加算税を支払え!一般人も見逃すならしなくて良い。調子に乗るな。しかもこれ税金で寄付ちゃうん?舐めすぎ》
さらに衆議院銀議員の小沢一郎氏も、
《さすがにひどすぎる。寄付するから無罪放免、みんな早く忘れてちょうだいというだけのこと。政権与党だけ特別扱いというのでは、日本は法治国家として立ち行かない。全容解明と再捜査以外のけじめはあり得ない》
と、怒りの声をあげている。11月11日には、衆参両院による首相指名選挙で、“居眠りしながら” 第103代首相に選出された石破氏だが、新政権にはさっそく暗雲が立ち込めている。
「裏金事件というダーティーな印象は、どんなことをしても、結局、拭うことができないということですね。政治資金規正法の改正に向けて議論を進めている最中ですが、かなり厳しいものにしないと国民の理解は得られなさそうです。
ただでさえ、少数与党という不安定な権力基盤ですから、現内閣は、ちょっとした失言やスキャンダルで一気に崩れ落ちる脆い状況ですね。長くは持たなそうです」(同)
はたして、Xデーはいつになるのか?
( SmartFLASH )