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「よっぽどパワハラしそう」兵庫・斎藤知事、逆転再選の“決定打”相生市の「机バンバン」市長に集まる皮肉
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.18 17:34 最終更新日:2024.11.18 17:34
11月17日におこなわれた兵庫県知事選挙は、斎藤元彦前知事が再選を果たした。斎藤氏はパワハラ疑惑の告発を受け、県議会で不信任決議を可決されて失職。絶対的不利といわれた出直し戦を制した。
知事選の告示は10月31日。パワハラ報道により“悪者”のイメージがついた斎藤氏は、当初、圧倒的な劣勢とされた。2022年まで3期、尼崎市長をつとめた稲村和美氏が出馬したことで、選挙戦中盤までは「稲村氏の圧勝」との見方もあった。しかし……。
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「選挙戦が進むにつれ、斎藤氏の支持が広がりました。とくに効果があったのが、SNSやYouTubeを通じた訴えだとされています。各新聞社の出口調査でも、斎藤氏に投票した人の多くが、ネットの情報を参考にしていたことがわかっています。
また、有力視されてた稲村氏には、いわゆる“左派”“リベラル”とされる応援者が多くついたことで、保守層や無党派層が離れてしまったという分析もあります」(政治担当記者)
形勢が逆転する“決定打”になったとされるのが、11月14日、県内の22の市長が「稲村氏支持」を表明し、開いた記者会見だ。
県庁で開かれた会見で、市長らは「県政の混乱に終止符を打つべき」「稲村氏が知事に適任」だと主張。なかでも多くメディアで取り上げられたのは、相生市の谷口芳紀(よしき)市長の言動だった。
谷口市長は斎藤氏について「私は、県知事として資格がないんじゃないかと、こう思っております」と言うと、机を「バン!」と平手でたたきつけた。さらに「何が悪い!」と強い口調で言い放つと、もう一度机を「バン!」とたたき、「以上です」と言い捨てたのだ。この「机バンバン」のインパクトは強く、Xでは
《斎藤元彦さんよりよっぽどパワハラしそう 資格がないのはどっちだ?机を叩くような首長こそ辞めなあかんのでは?》
《兵庫県知事選、斎藤さん再選の影のMVPはこの机バンバン市長だよな 終盤に向けて「こういう人たちが支持してる稲村候補って大丈夫か?」って気持ちを抱かせたのではないかと思う 何とも見事な叩きっぷり、これは長年積み上げられた匠の技だよ》
《相生市長の恫喝まがいの会見が一番効いたかもしれんな》
《相生市長の机バンバンはトドメを刺したと思う》
などの声が多くみられた。また、谷口市長の「年収」についても驚きの声が多数あがっている。
「谷口氏は現在、75歳。議員秘書を経て2000年に相生市長になり、現在7期め。これまで6回連続で無投票による当選となっています。SNSで話題になっているのは、谷口市長の年収が『4127万円』だとするもの。これは2023年7月の毎日新聞の記事が元になっています。2022年分の所得や資産に関する同記事では、斎藤知事の所得は、知事報酬を3割カットして1760万円となっています。
ただし、谷口氏の所得のうち、相生市長としての給与は1169万円で、他の首長よりむしろ安いほうです。この年は市長給与以外の所得があったと思われます」(同前)
年収はさておき、恫喝、パワハラとも取れる「机バンバン」行為。まだまだ物議を醸しそうだ。
( SmartFLASH )
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