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「また同じ騒動が」兵庫・斎藤知事、当選翌日の記者会見で職員にちらつかせた“パワハラ”発言に集まる恐怖
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.19 16:34 最終更新日:2024.11.19 16:34
波瀾の展開となった兵庫県知事選。前尼崎市長の稲村和美氏が優勢とみられていたが、終盤にかけて、SNSなどで支援された前知事の斎藤元彦氏が巻き返した。結果、斎藤氏が111万3911票を得て逆転当選、19日には当選後に初登庁して、当選証書を受け取った。
知事の「パワハラ」「おねだり」報道が問題視され、8月30日と9月6日には議会の「調査特別委員会(百条委員会)」に斎藤知事が出席して弁明。9月19日には、県議会で不信任決議案が全会一致で可決され、出直し知事選となり、全国の耳目を集めた。
当選が確定すると、斎藤知事は「ひとりひとりの県民のみなさんが判断していただいた。県民のみなさん、ひとりひとりの勝利だ」と殊勝に頭を下げたが……。投票翌日、18日の記者会見では「傲慢」とも取れる発言をして、“反斎藤派”の県職員を牽制した。
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「記者から、県職員に伝えたいことを聞かれた斎藤氏は『民意を得て、再び兵庫県知事選挙で知事として就任させていただきます』『職員のみなさんは、やはり知事部局として一緒にやっていくっていうことが、地方公務員としての責務』と答えたのですが、これに多くの職員が驚いたそうです。
知事の行状を県の公益通報窓口に通報した当時の県民局長は、停職3カ月の懲戒処分を受け、その後、亡くなっています。こうした経緯もあり、斎藤知事と職員との信頼関係は崩壊しています。その状況で『一緒にやっていくのが公務員の責務』と説く姿を、『異を唱えることは許さない』という宣言と受け取った人も少なくありません。こうした斎藤氏の“上から目線”発言に、不快感を覚える職員が多いのも無理はありません」(政治担当記者)
さらに斎藤氏は「選挙では、告発文書をめぐる問題も争点になったが、(今後は)どのような政策を進めていくかが大事だ」と、県政不信を招いた一連の騒動を「過去のこと」とするような発言もしていた。
「知事選で止まっていた百条委員会も再開して、11月25日には斎藤氏も出席して尋問を受けます。しかし、委員のひとりである竹内英明県議が、議長に辞職願を提出して受理されました。理由は『一身上の都合』ですが、SNSなどで、自身や家族に危険が及ぶような書き込みがあり、不安を感じたということです。
そのため『SNS炎上を心配して、委員の質問もトーンダウンするのではないか』といった声が県議の間で囁かれています」(同前)
この斎藤氏の発言を“パワハラ体質”と見る人も多い。Xには、斎藤氏の今後の行動を危惧するコメントが投稿されていた。
《他の人が言うと当たり前のことばだが、斎藤知事が言うと脅しに聞こえてしまう職員もいるだろう》
《また同じ騒動が起きるのでは?と思ってしまう…》
《初っ端から立場を利用して職員に圧力をかけてる。怖いわ。》
斎藤知事の任期は4年。県民のために尽くしてほしい。
( SmartFLASH )