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「この人の言葉で初めてうなずいた」大阪・吉村知事「通年ノースーツ」に集まる賛同もいまだ根強い「公務員は背広」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.22 15:55 最終更新日:2024.11.22 15:57
11月17日、大阪の難波で、日本維新の会代表選の合同演説会がおこなわれた。現在、同党の共同代表を務める、吉村洋文大阪府知事のほか、金村龍那(りゅうな)衆院議員、空本誠喜(せいき)衆院議員、松沢成文参院議員の計4人が立候補している。この日の演説会には吉村氏も参加。「次世代のための政党」を掲げた。
その“次世代”の一環だろうか。吉村氏は11月20日、大阪府の2025年度の基本方針を策定する戦略本部会議で「みんながスーツでネクタイをしなければならない環境でもない。冬は暖かく、夏は涼しい服装で、働きやすく仕事をしたほうがいい」と、通年の「ノースーツ」を認める宣言した。自由な服装での勤務を進める企業も増えてきたなかでは、時流に乗ったよい施策に思えるが……。
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この「ノースーツ」プランについては、Xでも《この人の言葉で初めて頷いたかも。まじ「ノーネクタイ」とかじゃなくて「ノースーツ」》《うちの県はダメだ。どうしてこの発想ができないのか?》などと、賛同が多く集まっている。一方、「公務員はスーツで出勤すべし」との意見も根強いようで、Xには、こんな声も。
《服装は大事。ノースーツで清潔感とキッチリとした印象を与える服装は難易度が高いと思うけどな》
《公務は 年中 背広にせよ。背筋を伸ばして。》
《公的な仕事では、それなりの装いがあるもの》
「これまで、『イソジンがコロナに効くのではないかとの研究結果が出た』と発表したり、11月には『65歳以上は通話しながらのATM操作禁止』を打ち出したりなど、さんざん“ズレている”と指摘されるような施策を打ち出してきた吉村知事ですが、今回ばかりは賛同の声もあがっています。
一方、『公務員という信頼が肝要の職業には、スーツが常識』という考えもあり、賛否両論となっています。当の吉村知事は、夏にはポロシャツ姿で会見に出席することもあり、ノースーツ運動の先駆けとなっていますが。
現実的に、どこまで『ノースーツ』が浸透するか、今後の動き次第ですね。うまくいけば、全国的にこの潮流が広まると思います」(社会部記者)
12月1日におこなわれる、日本維新の会の代表選。吉村知事も立候補しているが、「ノースーツ」は果たして追い風になるか……。
( SmartFLASH )