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昭恵さんの次は孫正義氏!トランプ氏、日本の“大物”と続々会談…石破首相には「来たけりゃ来れば」感に官邸モヤモヤ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.12.17 16:25 最終更新日:2024.12.17 17:29
12月15日(日本時間16日)、故・安倍晋三元首相の妻、昭恵さんがアメリカ・フロリダ州にあるトランプ次期アメリカ大統領の私邸「マール・ア・ラーゴ」に招かれ、夕食会に出席した。メラニア夫人も同席した。
「安倍元首相を偲ぶ目的もあり、皆さん、黒系のスーツやドレスでした。食事内容や交わした会話などは明らかになっていませんが、メラニア夫人は自身のXに3人の写真とともに《昭恵夫人を再び『マール・ア・ラーゴ』でお迎えすることができて光栄でした。私たちは彼女の亡き夫である安倍元首相を懐かしく思い出し、彼の素晴らしい功績に敬意を表しました》(編集部訳)と綴っています。
林芳正官房長官が会見で『政府が渡航費を支出したり、外務省の職員が同行したということはありません』と政府の“関与”を否定していますから、あくまでも私的な訪問でしょう。政治的な話はなかったと思われます。
昭恵さんは夕食会の翌日にはフロリダを離れましたから、かなりタイトな日程でしたね」(政治担当記者)
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この訪米に、16日放映の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演したコメンテーターの玉川徹氏は「(トランプ氏が就任することで)先が読めない状況。今、非常に微妙な時期だと思うんですよ」として「そういう時期に、誘われたからといって昭恵さんが行くというのはどうなのかなと」と疑問を呈し、さらに「われわれが選んだ総理大臣がトランプさんに会って、何か不測の事態が起きたとしても、それは選んだわれわれにも責任がある。(しかし昭恵さんは)われわれが選んでもいないし、何も国民として託してるわけでもない。何らかの事態でマイナスの結果が出た時にはどうすんだろう」と指摘した。
これにアルピニストの野口健氏が17日、自身のXに《なんたる浅はかな愚かなコメント。そもそも論として民間人同士の交流にガタガタ言われる筋合いはない》と語り、場外戦も賑やかだ。
こうした状況を、自民党議員秘書は「それもこれも、大統領選直後に5分ほど電話会談をしたのみで、トランプ・石破会談が実現していないからです」と苦笑して続ける。
「時事通信などによると、今回の昭恵さんとの会食後にトランプ氏は『日本を非常に重視している』と述べ、会談に意欲を見せましたが、一方で『彼(石破氏)がそう(会談)したいなら、私はここにいる』とも語り、必ずしも積極的ではない姿勢も見せました。いわば『来たいなら来れば』とでも言わんばかりです。
そうしたなか、昭恵さんと前後してソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が現地時間16日、『マール・ア・ラーゴ』でトランプ氏と会談し、AIデータセンター開発などで米国に約15兆円を投資することを表明。2人がツーショットで会見しました。こうして民間外交ばかりが目立つ日米関係で、石破首相の置き去り感が際立っているのです」
とても「同盟国」とは思えない距離感だ。
( SmartFLASH )