社会・政治
兵庫県・斎藤元彦知事、騒動“終結”とは程遠い中で今年の漢字「結」を選び呆れ続出…変わらぬ「空気の読めなさ」指摘も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.12.19 18:44 最終更新日:2024.12.19 18:47
12月12日、毎年恒例の「今年の漢字」が「日本漢字能力検定協会」(本部・京都市)から発表され、清水寺(京都市東山区)で森清範 貫主が大きな和紙にしたため、披露した。
「漢字は一般募集され、もっとも得票が多かった字が選ばれます。今年はオリンピックイヤーでもあったので、約22万1900通の中から約1万2100票を集めた『金』が選ばれました。
【関連記事:「伏線を全力で回収」兵庫・斎藤知事、PR会社の活動を「ボランティア」の“言い訳”で蒸し返される「おねだり&パワハラ」疑惑】
しかし森貫主の文字が独特だったため、生中継していた情報番組『ゴゴスマ~GoGo!Smile!』(TBS系)のスタジオも混乱。石井亮次アナは『糸偏?重い?動く?。金か?なんだろう?。達筆すぎてわかりません』と困惑していました」(芸能担当記者)
また、この時期は、芸能記者会見などで「今年を漢字で表すと?」とレポーターから振られた俳優が、思い思いの漢字をしたためた色紙を掲げる光景を目にするようになった。それは、今年世間を大きく騒がせた、あの知事も例外ではない。
「パワハラ疑惑」で百条委員会が開かれ、その後、議会で不信任決議案が可決され失職。さらに、再選後はPR会社社長のSNSが発端となり「公職選挙法違反(買収)疑惑」で大学教授や弁護士から告発された兵庫県の斎藤元彦知事である。
「12月18日の定例会見で記者から『今年の漢字』を求められました。その他の首長も同様に会見で披露しています。ちなみに石破茂首相は謙虚の『謙』でした。その意味するところは、『言葉もそうだし態度もそう。今年の特に後半はこの言葉をかみしめながら過ごしている』とのことです。
そして、斎藤知事が選んだのは『結』でした。『信頼の“信”も大事だと思いましたが……』と迷ったことを打ち明けながら、『様々な取り組みが実を結んでいくことも大事。県民との信頼関係を固く“結”んでいくために努力していくことが大事だと思っています』と、その文字を選んだ理由を語っていました。
ところが、ネット上では波紋が広がっています。“結”といえば“起承転結”の最後の文字で、終わりの意味もあるからです」(政治担当記者)
Xには《起承転結の「結」 全て終わったことにしたい本音が滲み出ている》《立花、折田と強い絆で『結』ばれ三馬力で手に入れた知事の座》《斎藤知事、終結 の結》など皮肉のポストも多く見られた。前出の政治担当記者は斎藤知事の選を、呆れながらこう評す。
「斎藤知事が語った意味合いに取れなくはありませんが、説明されなければ『もはやパワハラ騒動は終わったものと考えているのだな』とも感じられます。今の彼の状況で、普通“結”を選びますかね……(笑)。
斎藤知事は自動失職に追い込まれる前には、世間からの批判をものともせずに自身の主張を貫いたことで『鋼のメンタル』などと揶揄されていました。今回も、当然皮肉られることをものともせずに“結”と一文字を発表してしまうあたり、“空気の読めなさ”加減は変わっていないのだなと感じました」
公選法違反疑惑の告発状は、12月16日に検察と警察に受理されており、今後は本格的な捜査が始まると見られている。その「結」果が待たれる。
( SmartFLASH )