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羽田で女性スタッフを平手打ち“ワクチン慎重派”医師の地元の評判「『突然、怒り出して怖い』という患者が」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2025.01.17 17:25 最終更新日:2025.01.17 17:25
1月13日午後8時10分ごろ、羽田空港第2ターミナルの搭乗口付近で、全日空の20代女性スタッフの顔を2回にわたり、平手打ちした男が現行犯逮捕された。
男は島根県松江市の開業医、福田克彦容疑者(58)。福田容疑者は日帰り出張中で、搭乗予定だった飛行機に乗り遅れ、女性スタッフに「なぜアナウンスがないんだ」「うるせえ、乗せろ」などと怒鳴り、女性を平手打ちしたとみられている。警察によると、女性は全治1週間の打撲。15日の段階では、容疑者本人は「殴っていない」と容疑を否認していた。
父親とともに内科の開業医で、島根県で医院の副院長も務めていた福田容疑者は、なぜこのような行為に及んだのか。福田容疑者を知る、地元の住民はこう話す。
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「怒りっぽい先生だったようで、患者さんで『あの先生に突然、怒られて怖い』という人もいました。お父さんのほうは、とても評判がよかったお医者さんなのですが、息子さんの評判は、正直、あまりよくありませんでした。
なかには、『父親が引退して息子に引き継がれる前に、病院を変えたほうがいいよ』と冗談めかして話す患者さんもいたようです」
福田容疑者は、新型コロナウイルス流行の時期に、コロナワクチン投与による後遺症が発生することに警鐘を鳴らし、『ワクチン後遺症社会の到来』という著書を出版している。また、ワクチンに関して各地で講演会を開くなどの活動も展開していた。海外渡航でワクチン接種が必須とされた際、「ワクチン接種不可診断書」などを、2年間で4000通を発行していたという。ワクチン反対派のなかでは有名人だったというのだ。著書でも、自らが「ワクチン慎重派」であることを認めている。
この福田容疑者の主張は、地元でも有名だったようだ。別の住民がこう話す。
「たしかに、ワクチンに疑問を持っている先生だ、という認識がありました。もちろん『いい先生で優しかった』という人もいますが、その主張などから、敬遠する人も多かったのも事実です」
今回の逮捕を受け、地元医師会では、有罪判決が出た場合、何らかの処分をおこなう意向だという。人の命を助ける医師が、怒りにまかせて暴力をふるうのは、言語道断だ。
( SmartFLASH )