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「酒を飲まなくなった」「タバコは1日5本」石破首相、故・渡辺美智雄氏の弔問で息子・喜美氏に明かした「総理のプレッシャー」

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記事投稿日:2025.01.19 19:00 最終更新日:2025.01.19 19:02
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「酒を飲まなくなった」「タバコは1日5本」石破首相、故・渡辺美智雄氏の弔問で息子・喜美氏に明かした「総理のプレッシャー」

睡眠不足が続いているという石破茂首相

 

 1月24日に通常国会が召集される。2024年10月の衆議院選挙で大敗し、少数与党となり初めての本格論戦を迎える石破茂首相。通常国会にかける思いはひとしおのようだ。

 

「最近の石破首相は『少数与党でありますから、野党の皆さんの声を真摯に聞き』が口癖になっています。

 

 今国会の最大テーマは2025年度の予算案成立です。そのためには野党の協力が不可欠ですが、立憲民主党は学校給食費の無償化、国民民主党は基礎控除の103万円から178万円への引き上げ、日本維新の会は高校授業料無償化などハードルが高い要求を突きつけ、実現しなければ予算案に賛成しない意向です。石破首相がどの案を予算案に取り入れるかで、今後の連立にも影響が出てきますね」(政治担当記者)

 

 

 しかも、夏には東京都議選と参議院選挙が待ち受ける。政局の舵取りを間違えれば、両選挙の苦戦に直結するだけでなく、政権交代という最悪のシナリオも起こりかねない。

 

 これからは気が抜けない日々となりそうだが、1月18日、石破首相は「政治の師のひとり」と敬う故・渡辺美智雄元副総理の遺影に手を合わせた。

 

「渡辺元副総理の命日は9月15日です。そのため、渡辺氏の親族宅への突然の訪問に番記者も驚きました。おそらく、通常国会前に総理大臣就任のご挨拶を済ませておきたかったのだと思います。訪問前、石破首相は手土産のお菓子をホテル・ニューオータニで自ら買い求めていました」(政治担当記者)

 

 石破首相を迎えた、渡辺美智雄氏の息子である渡辺喜美元衆院議員(元行政改革担当相)に、そのときの様子をうかがった。

 

「1月15日の朝、突然、私の携帯に石破総理から電話がありました。『美智雄先生の御仏壇にお参りしたいのですが……』ということでしたので、『仏壇は地元の西那須です』とお答えしました。母が住む九段の自宅は狭いので、写真だけ飾ってあるのです。

 

 石破総理に『母は毎朝、まだお迎えに来ないでくださいと頼んでいるようです』と言ったら『そりゃそうだ』と笑っておられました。そして『母上と誕生日が同じ妻も同行したいのですが、地元秘書の葬儀と重なってしまいまして』ということで、おひとりでの来訪でした。『葬式だけは予定がたたねー』とミッチー語録にありますから、私もご葬儀優先でどうぞとお答えした次第です」

 

 石破首相は、秘書官を車に残し、SP1人だけを連れて訪ねてきたという。そして、「当選直後、夫婦同伴でオーストラリア、ニュージーランド訪問に同行させてもらった」「『温知会(渡辺派の政策集団)』の仲間で現役なのは自分だけになってしまった」などと語ったという。

 

「その後も『総理になって4ヶ月経ったが、全く自由がなくなった』『好きなお酒も何かあるといけないので飲まなくなった』『タバコも1日5本くらいしか吸えなくなった』など取り止めのない話をしました。途中、秘書官と思しき人から携帯電話に連絡がありました。マナーモードでしたが、総理は出られませんでした。滞在はおよそ50分。終始、にこやかでした」

 

 石破首相は「師」に、何を話しかけたのだろうか。

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