社会・政治
「給与詐取」初公判で認めた!広瀬めぐみ元議員の寂しすぎる現在…アメ横近くのレンタルルームでひっそり弁護士事務所開設

「間違いございません」
公設第1秘書の妻を、勤務実態がないまま公設第2秘書として国に届け出て、給与など約358万円をだましとった疑いで、8月30日、東京地検特捜部から詐欺罪で在宅起訴された元参院議員の広瀬めぐみ被告。2月6日に東京地裁で開かれた初公判で、起訴事実を認めた。
「広瀬被告は、松川るい参院議員らがパリ・エッフェル塔の前でおどけたポーズの写真を撮って、国民から猛バッシングを受けた2023年7月の自民党女性局のフランス研修に参加。豪華なフランス料理をSNSにアップして批判されました。
また、2024年3月には、カナダ人男性との不倫疑惑が発覚しています。発覚後、『夫を裏切ることになり、子どもたちにつらい思いをさせて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです』と目に涙を浮かべて謝罪しています」(政治担当記者)
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給与の詐取疑惑で事務所などが捜索された広瀬被告は、8月に議員を辞職。何かとお騒がせな議員だったが、辞職後は何をしていたのか。近況を取材すると、「弁護士としての活動は続けているようです」(自民党議員秘書)との情報が得られた。
2001年に弁護士登録をした広瀬氏。出身地が同じ夫もやはり弁護士で、広瀬氏は結婚後、子育てをしながら司法試験に挑戦したという。
当初は大手の弁護士事務所に所属していたが、その後は独立して「一国一城の主」になった。そして事件後は「めぐみ法律事務所」の看板を掲げて活動しているが、その事務所の所在地が、意外な場所だった。
「台東区の御徒町にあるレンタルオフィスです。御徒町はアメ横に行くときに利用する最寄り駅でもあります。完全個室で、広さは2.6平方メートルから5.3平方メートル。ちなみにタタミ一畳は1.62平方メートルです。
月額料金は『ポッキリ明朗会計』をうたっていて、3万7000円~6万6000円。免許証や住基カードなど2点で本人確認をして、印鑑があればすぐに利用できる手軽さで人気のようです」(レンタルルーム関係者)
だが、同レンタルルーム関係者は、「ここで弁護士としての活動はできないと思います」と言う。
「とても狭いので、クライアントと打ち合わせをするスペースはありません。広瀬さんは週に一度くらい来て郵便物の整理などをしているようです。1時間ほどしたら帰ってしまうことが多いですね」
専用電話も開通していないようで、弁護士情報を提供するサイトには、広瀬氏との連絡手段としてメールが記載されているだけだった。しかし、本誌がそのメールアドレスに連絡を送っても、アドレス不明で送信できなかった。
弁護士は、禁錮以上の刑に処せられると、弁護士名簿の登録が取り消されて資格を失う。詐欺罪の法定刑は10年以下の懲役である。いま、広瀬被告の胸中には、何が去来しているのだろうか。