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大阪万博、1.4億円で「福井県全小中高生を招待」に疑問噴出…多額税金投入で盛り上げに無理やり感も

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記事投稿日:2025.02.11 19:20 最終更新日:2025.02.11 19:20
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
大阪万博、1.4億円で「福井県全小中高生を招待」に疑問噴出…多額税金投入で盛り上げに無理やり感も

4月13日に開幕する大阪万博

 

 2月9日、福井新聞が報じたのは「大阪市で4月に開幕する大阪・関西万博の入場券を福井県内の全小中高生に無償配布する」という驚きのニュースだった。

 

「報道によれば、予算は、2024年度2月補正予算案と2025年度当初予算案に計約1億4000万円を計上する方針とのことです。財源は、地方創生に取り組む自治体に配分する国の交付金を充てるとしています。

 

 県内の全児童生徒に万博の『チケットID』を配布するとのことですが、ウェブ登録手続きは自身で行うようです。しかも、交通費や家族の入場券は実費負担。これに、反発の声が広がっています」(全国紙社会部記者)

 

 

 福井から大阪へ行くには、車でも約3時間かかかる。鉄道でも、2~3時間かかり、方法によっては6000円近くの費用がかかる。

 

「ネット上では、こうした移動への労力を指摘する声も多数。さらに、税金で無理やり万博を盛り上げようとする施策に辟易する声が目立ちます。

 

 ただでさえ2024年の元日の地震、さらには9月には豪雨災害の被害を受けている福井県だけに、『予算を復興に使ってくれ』という叫びも多く聞こえます。福井県内でも、温泉の漏水や崩落といった被害が相次ぎましたからね……」(同前)

 

 こうした大盤振る舞いのリスクは他にもありそうだ。現在横行している、大阪万博のチケット転売だ。

 

 転売されるチケットの多くは企業がまとめて購入して配ったものとみられており、今回の“チケット配り”も同じような事態に陥るのではないかというのだ。

 

「福井県は関西パビリオン内で恐竜をテーマに展示します。化石発掘の疑似体験や、四方の壁に投影する恐竜の映像が楽しめるといいます。しかし、そのアピールのために県内の小中高生を総動員するというのは、おかしな話です。果たして、どれほどの効果が見られるか……」(同前)

 

 Xでは、この福井県の発表には多くの非難が集まった。

 

《福井県まじオカシイって!万博チケを小中学生に!じゃなくて学校の設備とか給食にお金使え!!その方が子供も親も絶対喜ぶ!!》

 

《この盛り上がらない祭りを無理やり盛り上げるために、どれだけ税金使えば済むのでしょうね》

 

《まずは能登の復興だし、交通費がむだになるし、そもそも行く必要もないのが、大阪万博だよ》

 

 逆風が強く吹き荒れる中だが、福井の子供たちが万博を純粋に楽しめるとよいのだが……。

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