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「マジでどうかしている」モーターショーに華を添える女性コンパニオンに批判の声、本人が“猛反論”も紛糾

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記事投稿日:2025.02.23 20:06 最終更新日:2025.02.23 20:06
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「マジでどうかしている」モーターショーに華を添える女性コンパニオンに批判の声、本人が“猛反論”も紛糾

発端となった橋本氏のポスト

 

《働くクルマの前にまだこんな格好させた女性立たせるメーカーの感覚疑う。これで女性ドラ増やそうとかマジでどうかしている》

 

 例年、幕張メッセや東京ビッグサイトなどで開かれるモーターショーといえば、車に華を添える、水着や派手な衣装を着た女性コンパニオンの存在が定番となっている。だが、その女性コンパニオンの存在に疑問を投げかけた、ライターの橋本愛喜氏のポストが大きな議論を呼んでいる。

 

 

「橋本氏が指摘したのは、2025年1月上旬に幕張メッセでおこなわれた『東京オートサロン』で、いすゞA&Sのブースに展示されていたカスタムトラック『エルフミオ』の前でポーズを取る女性コンパニオン2人です。橋本氏は、彼女たちの写真が掲載された記事を貼りつけ、冒頭の投稿をしたところ、現時点で863万回のインプレッションを記録。女性コンパニオンの存在について『何が問題なのか?』などの声が多く寄せられ、論争となっています」(社会部記者)

 

 橋本氏はさらに続くポストで、

 

《ちまたでは「あかいきつね」が炎上してるが、女性の「食べる」という動作をどう描写するかで賛否出ること自体はある程度理解できる。が、この時流のなか、働くクルマの前にこんな格好をしたリアルな女性を立たせる正当性を語れる人いるんやろうか。この業界は7周半遅れている。令和も7年ぞ》

 

 と投稿し論争を引き起こしている。X上には、

 

《何をそんなに批判することがあるのか…?》

 

《ちょっと黙れよマジで車が好きでRQや業界に関わって一生懸命自分磨きしてる子もおるやろがい》

 

 など、こうした指摘に反発する声があがっているなか、ユーザーのポストを引用しつつ、《記事に写ってる狼のコンパニオン本人です!》と、車の前でポーズを決める2人のうちの1人でモデルの水神きき氏が名乗りをあげ、一連のポストに反論した。

 

「水神さんはユーザーのポストに、まずメーカー側の意図やコンセプトに『働く以外にも遊びにも沢山使って欲しいという願い』が込められていたことなどを説明。エルフミオは普通免許で乗れるトラックということもあって、

 

《主さんのおっしゃる通り、いすゞさんの“男性”や“働くだけ”というイメージを、払拭したいという気持ちもあってこそなのです》

 

 と説明しました。そのうえで、

 

《メーカーやコンパニオンの方を批判するのは理解した上でしょうか? ブースに実際足を運んでくださった方にはきちんと伝わってるコンセプトだと私自身感じております》

 

 などと反論しました。さらに、別のユーザーからの

 

《嫌々このコスチュームを着てるわけじゃないんですよね?》

 

 という問いかけに対しては、

 

《もちろんです!公開して良いものは一目散に家族のLINEに送るくらい、家族も楽しみにしてくれてますよ》

 

 と返答。あくまで自分の意思で、コンパニオンの仕事をしていることを伝えています」(同前)

 

 広告代理店関係者はこう分析する。

 

「水神氏の“反論”に対して、橋本氏はあくまで一連の指摘はトラックメーカー側への注文だと語っています。また、橋本氏は過去にトラックドライバーだった経歴もあり、圧倒的な“男社会”の中でさまざまなな問題意識を持ってきたということでしょう。

 

 ただ、そもそもモーターショーに参加したり、トラックに興味を持つのが男性の方が圧倒的に多いためか、一連の論争の中で橋本氏の意見に賛同するネットユーザーは多くない印象です。トラックドライバーが女性のほうが多くなった場合、メーカーもユーザーへの訴求力を考えて別の宣伝の仕方を考えるかもしれませんね。実際、男性のコンパニオンも用意すべきだったという意見も出ています。

 

 また、コンパニオンの目的は、派手で目立つ格好をすることで会場の中で注目を浴びるという役割もあります。作業服などトラックにふさわしい格好をすべきだという意見も出ていますが、わざわざコンパニオンを用意して“目立たなくする”のはメーカー側としてもなかなか選びづらいでしょう。いわゆる男女論争というよりは、単純な広告戦略の問題かもしれませんね」

 

 はたしてコンパニオンはどうあるべきか……。

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