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彬子さま『オールナイトニッポン』出演決定もフジサンケイグループの“イメージ回復狙い”の声

【写真あり】高級車に深々と座る「日枝久・フジ相談役」三笠宮家・彬子さま(写真・時事通信)
3月12日、三笠宮家の長女・彬子さまが、『彬子女王のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めることが発表された。半世紀ぶりの皇族の出演に世間から驚きの声が集まっている。
「皇族が『オールナイトニッポン』のパーソナリティーを担当されるのは、49年ぶりです。当時“ヒゲの殿下”の愛称で知られた彬子さまの父、寬仁親王殿下が出演されました。親子続けての挑戦ということになります。もちろん彬子さまがパーソナリティに挑戦されるのは初めてです」(ラジオ局スタッフ)
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番組では、リスナーのメッセージ紹介などにくわえ、「女王殿下とご縁のある方々の過去の秘蔵音源」を紹介する予定だという。また、ゲストとして、歌舞伎俳優の中村勘九郎と落語家、立川志の八が出演する予定だ。
この発表を受け、X上では驚きの声が止まらない。
《理解が追いつかない》
《皇室の方ってオールナイトニッポンに出ても良いのか..!》
他方、こんな疑問も噴出している。
《なんでわざわざニッポン放送で?》
《フジテレビがあんな状態だから、同じフジサンケイメディアHDとして、イメージ回復のために皇族使ったんじゃない??》
《彬子さまがご出演されるのは嬉しいけど窮地のフジメディアが皇室利用してない?》
皇室と、ニッポン放送を傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの関わりを指摘する声もあるのだ。
「フジサンケイグループと皇室は、深いつながりがあります。例えばフジサンケイグループが主催する世界環境大賞や、高松宮殿下記念世界文化賞がありますね。地球環境大賞の表彰式では、秋篠宮ご夫妻が会場入りし、フジ・メディアHD取締役相談役の日枝久氏は“接待役”を務めていました。高松宮殿下記念世界文化賞も日枝氏は力を入れているとされ、皇族との繋がりはかなり強いのです」(テレビ局関係者)
2024年12月に発覚したタレント・中居正広の女性トラブルをめぐり問題視されているフジテレビ。9割ものスポンサーが離れ、日枝体制の存続も危ぶまれている。彬子女王のオールナイトニッポンはグループの起死回生を賭けた企画なのだろうか。
「オファーをしたという同局の檜原麻希社長は『開局70周年に、純粋にオファーして成功したのでうれしい』『女王はざっくばらんな性格で、お若いのに感性が豊かな方。ロイヤルファミリーの直の声を聞ける機会はなかなかないので、話題になると思うし、われわれにとっても勉強になる』とインタビューに答えています。
今回の出演はフジサンケイグループにとって、“起爆剤”となり得るかもしれません。ただし、3月末に公表を予定している第三者委員会の結果次第では、フジテレビの責任問題について再び火がつく可能性があるので予断を許しません」(前出・テレビ局関係者)
皇族コンテンツでフジサンケイグループの巻き返しとなるのだろうか。