社会・政治
国民民主・玉木代表、石破首相“商品券問題”での政倫審出席を「さっさとやったほうが」忠告も尾を引く“不倫報道”のブーメラン

【写真多数】密会後に“変装”するかのようにフードを被っていた玉木氏、時間差で「元グラドル」もバーから出てきた10月30日深夜、都内のバーで元グラドルと密会した後に“変装”するかのように、フードを被って出てきた玉木雄一郎氏(写真・皆川拓哉)
「さっさとやったほうがいいですよ」
石破茂首相が、自民党の初当選議員に対し10万円分の商品券を配布した問題で、立憲民主党が石破首相の政治倫理審査会への出席を求めていることに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は、出演した『BSフジLIVE プライムニュース』で冒頭のように“忠告”した。
「石破首相の政倫審への出席は、新年度予算成立後の4月を予定しています。自・公与党は現行憲法下で初の予算案の修正に応じるなど、少数与党として、難しい国会対策を強いられています。
会期日程の関係もあり、野党も政倫審への出席を“勝ち取った”ということで手を打ったわけです。“商品券問題”は、石破首相が自ら起こした問題であり、もともと政審倫への出席には前向きでした。何かにつけて倒閣運動を仕掛ける、旧安倍派の議員へのけん制にもなりますし、一石二鳥ですね」(政治部記者)
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玉木代表は、今回の石破首相の意向について、
「私も政倫審での説明をするべきだと申し上げてきた。決まったのはいいこと」
と評価する一方、「政倫審には申し立てと、申し出がある」と、指摘したうえでこう苦言を呈した。
「裏金問題もそうだったけど、自ら申し出てきちんと弁明するほうが、石破さんらしかったのではないかと思う」
だが、こうした発言を「ブーメランだという意見がある」と語るのは、政治ジャーナリストだ。
「石破首相は、商品券の配布には法的に問題ないという認識なわけですから、自ら政倫審への出席を申し出るのは、おかしいということです。
一方の玉木さんには、元グラビアアイドルの小泉みゆき氏との不倫が発覚しました。政倫審の目的は『政治倫理の確立のため、議員が行為規範その他の法令規定に著しく違反し、政治的道義的に責任があるか認めるかどうかについて審議し、適当な勧告をおこなう』というものです。もちろん“政治とカネ”の問題がおもな対象であるのは間違いありませんが、“行為規範”に不倫も含まれるのは当然でしょう。石破首相に自ら申し出るように勧めるのであれば、まずは玉木さんが名乗りでるべきではないか、という声は多いです」
実際、X上でも玉木氏の発言に
《むしろ玉木さんが政倫審出席してほしい》
《自身もグラドル嬢との不倫について弁明すべきでないのか?倫理問題だよね!》
《あなたに倫理観云々いわれてもね》
と冷ややかな声が並んでいる。
「石破茂首相の政倫審への出席は、自民党と立憲の間で決まったことで、ほかの野党は蚊帳の外です。玉木さんとしては、『俺も言っていた』と視聴者、ひいては有権者にアピールしたかったんでしょう」(政治部記者)
どんなに正論を語っても、もともと信用が失われているのだから、唇寒しというほかない。