社会・政治社会・政治

“石破政権の生みの親”が岸田前首相が“危機感抱く”報道で相次ぐツッコミ!「商品券問題」も当事者でまさに“お前が言うな”状態

社会・政治
記事投稿日:2025.03.31 15:25 最終更新日:2025.03.31 15:26
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
“石破政権の生みの親”が岸田前首相が“危機感抱く”報道で相次ぐツッコミ!「商品券問題」も当事者でまさに“お前が言うな”状態

【写真あり】まるでタレント“手を振り返す”岸田文雄前首相拳を上げる岸田文雄前首相(写真・梅基展央)

 

 3月29日、岸田文雄前首相が三重県津市のホテルで開催された自民党三重県連のパーティー講演した内容に、SNS上ではツッコミが相次いでいる。

 

 政治担当記者が言う。

 

「岸田氏は自身の政権について『経済、安全保障、エネルギー政策などの分野で大きな決断をした』などと振り返りました。

 

 その後、現在は少数与党となった自民党政権の現状に言及。岸田氏は『与党と野党が調整していかなければならない。いろいろと苦労をしていかないと結果を出すことができない状況を見ていると大きな決断を少数与党ですることは難しくなっていくのかもしれない』など、と石破政権に一定の理解をしました。

 

 ただし、7月に予定されている参院選に向けては危機感を抱いている思いを伝えていました。さらに新人議員に10万円分の商品券を配っていた問題について、適法だという見解のうえで『この時期になぜそのようなことをしたのか。私も疑問』と岸田氏は指摘しています」

 

 

 岸田氏は、2024年9月の自民党総裁選で、石破茂首相を後押しし、当選させた。まさに政権の“生みの親”とされている。

 

 9人が立候補した総裁選では、1回めで高市早苗前経済安全保障相が議員票72、党員票109の計181票でトップに立ち、石破氏は議員票46、党員票108の計154票で2位だった。

 

 3位に沈んだ小泉進次郎元環境相は議員票75、党員票61の計136票だったが、2回めの高市氏と石破氏による決選投票では、石破氏215票、高市氏194票と、小泉氏の票以外にも大きく石破氏に流れ、大逆転で総裁に決まったのだった。

 

「最大派閥の安倍派や岸田政権を支えた麻生太郎自民党副総裁(当時)が、高市氏支持に回るなか、外交を重視する岸田氏は、高市氏が首相就任後に靖国神社へ参拝することを公言していることなど“タカ派”の政治姿勢を懸念。

 

 そのため、決選投票は高市氏以外の候補へ入れることを旧岸田派の議員らに伝えていました。結局、決選投票ではこの岸田派の50票近くが石破氏へ投じられた結果石破氏が勝ち、その勝利に大きく貢献したのが岸田氏でした」(同前)

 

 そのため、前述のように岸田氏が石破首相に他人事のように注文をつけたことに疑問を抱く人も多いようだ。

 

 Xでは《誰のせいだよ。石破を総理にした責任を取れ。》《あんたがこの政権を作ったんだよ ムカつく》《岸田よ、お前も石破と同じ泥舟に乗っているということを忘れるな》など、“お前が言うな”と言わんばかりの厳しい意見があがっている。

 

 前出の政治担当記者が話す。

 

「三重県連のパーティーで岸田氏が苦言を呈した石破氏の商品券問題ですが、こちらも岸田政権時代に同様に新人議員が懇談会で、10万円分の商品券を受け取ったことが報じられており、結局は“同じ穴のムジナ”という状況です。

 

 この件は国会議員の金銭感覚のズレが指摘されている問題でもあり、岸田氏が話した『なぜ、この時期に』という部分が大きな問題点ではないと思うのですが……」

 

 いろいろと都合のいいことは忘れてしまったのかも。

次ページ:【写真あり】まるでタレント“手を振り返す”岸田文雄前首相

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る