社会・政治社会・政治

ヤクザ界「全国統一」に加速…六代目山口組が「緊急執行部会」開催!急速な若返りで“七代目体制”発足へ

社会・政治
記事投稿日:2025.04.19 15:00 最終更新日:2025.04.19 17:07
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
ヤクザ界「全国統一」に加速…六代目山口組が「緊急執行部会」開催!急速な若返りで“七代目体制”発足へ

新横浜駅に降り立った、六代目山口組司忍組長。胸元には、ピンクのネクタイを締めている(写真・長谷川新)

 

 日本最大の暴力団組織、六代目山口組が大きく変わろうとしている。

 

「4月18日に六代目山口組は、緊急の執行部会を開いた。そこで話されたのは、髙山清司若頭が相談役に退くこと。司忍組長はそのままで、新たに若頭に就任するのは竹内照明若頭補佐になったようです。すでに他団体には連絡があったようで、いずれ正式な通達がある模様です」

 

 そう語るのは、ヤクザ界に詳しいジャーナリストだ。4月に入ってから六代目山口組は急転直下の動きを見せていた。都内在住の暴力団関係者は次のように話す。

 

「3月に稲川会の内堀和也会長が全国の組織を訪れ、『分裂抗争を終結してほしい』という要望書の取りまとめに奔走していた。いわゆる『連判状』と言われるものだ。4月に入り、稲川会はその連判状を六代目山口組に渡した。それを受けて4月7日に髙山若頭や竹内若頭補佐が稲川会を訪れ、正式に連判状を受け入れると表明、同時に六代目山口組執行部3人が兵庫県警本部を訪れ、『抗争終結宣言』を出した。その翌日に六代目山口組は直参全員を集め、新たな人事の話し合いを行っている。長く続いた分裂抗争が、一気に終結に向かっている」

 

 

 動きが加速した背景には何があったのか。

 

「今年8月で、六代目山口組は分裂から丸10年を迎える。さらに大阪・関西万博が開幕することもあって、開幕前には分裂状態に決着をつけたかったようだ。司組長も髙山若頭も高齢になったが、分裂状態を解消するまでは、組として代替わりはできないと思っていたようだ。しかし、抗争終結宣言をしたことで、一気に代替わりを急ぎたいという意向であることがうかがえる。

 

 ただ、竹内若頭補佐をいきなり七代目組長にすることは、『若頭』の役職を飛ばした“飛び級”になる。それはできないとして一旦、司組長体制を維持したうえで、竹内若頭補佐を若頭に昇格させ、いずれ七代目組長にする考えだろう」(同)

 

 前出の暴力団関係者は、竹内若頭補佐の昇格と、髙山若頭の相談役への移行で、六代目山口組は大きく変わろうとしているとみる。

 

「今回は髙山若頭や竹内若頭補佐の異動だけではなく、執行部の数人が異動することになりそうだ。そうなれば、一気に執行部の若返りが進むだろう。現在は全国的にヤクザの人数が減り、警察庁の発表では構成員は1万人を切るとされている。

 

 そこで若返った執行部は、ヤクザの人口減少に歯止めをかけるべく動き出すだろう。さらに稲川会や住吉会をはじめとする全国のヤクザ組織と連携し、ヤクザ界の全国統一を目指すのではないかとみられている。もはや互いに抗争などしている場合ではないとして、新たな組織のトップたちで話し合っていくことになるだろう」

 

 令和の時代にヤクザ社会はどうなるのか。その象徴である六代目山口組の新人事が注目される。

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る