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国民民主・榛葉幹事長、山尾志桜里氏の出馬でマスコミ猛牽制も結局擁立のガッカリ感…自民関係者は“急速支持離れ”予測

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記事投稿日:2025.05.15 20:45 最終更新日:2025.05.15 20:45
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
国民民主・榛葉幹事長、山尾志桜里氏の出馬でマスコミ猛牽制も結局擁立のガッカリ感…自民関係者は“急速支持離れ”予測

国民民主党の榛葉賀津也幹事長と同党からの出馬が決まった山尾志桜里氏(右写真・共同通信)

 

 5月14日、国民民主党は今夏の参院選の全国比例代表に、国民民主党に所属していた元衆院議員の山尾志桜里(本姓・菅野)氏をはじめ、立憲民主党に所属していた元参院議員の須藤元気氏、日本維新の会に所属していた元衆院議員の足立康史氏、自民党に所属していた元参院議員の薬師寺道代氏の4人の元国会議員の公認を決定した。

 

 山尾氏は一時、菅野姓で活動していたが、この出馬を機にふたたび山尾姓で活動することを発表している。

 

 

 政治担当記者が言う。

 

「国民の舟山康江両院議員総会長は『さまざま批判の声を勘案しても公認すべきだということで決まった』と述べましたが、世間の風当たりがもっとも強いと思われるのは山尾氏です。4月22日に山尾氏が同党から比例代表で出馬する意向を固めたと報じられると、SNS上で山尾氏や同党への批判が相次いでいたんです」

 

 山尾氏は、衆院議員時代の2017年9月に「週刊文春」に弁護士の倉持麟太郎氏との“ダブル不倫”を報じられた。その後、同年11月に倉持夫妻は離婚。2018年2月には山尾氏夫妻の離婚も成立した。

 

「倉持氏の元妻はその後、2018年3月に『週刊文春』に手記を寄せ、『彼女は夫婦の寝室まで上がり込んで、私のすべてを奪っていった』などと、2人を批判しました。

 

 また、同月に情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)にもVTR出演し、『私のなかではあの日からずっと地獄の日々』などと語り、山尾氏への謝罪を求めていました。

 

 しかし2021年4月、『週刊文春』が、倉持氏の元妻が2020年10月に自殺していたことを報じ、最悪の結末となってしまったのです」(同前)

 

 そうした事情が広く知れ渡っているためか、山尾氏の出馬決定にはすぐさまSNSが反応。

 

 X上では、《国民民主にとってマイナスだと思うなー。仮にいくら政策がしっかりしてたとしても、不倫相手の奥さんが他界された件は印象悪すぎる》といった山尾氏個人に対する批判や、《国民民主は自分らの勢いそんなに削ぎたいの!?山尾志桜里(菅野志桜里)なんて出たらブレーキにしかならなくない?そんなに不倫オールスターズにしたいの?》と、山尾氏に出馬を要請した党の姿勢に疑問を投げかける声もあがっていた。

 

「不倫オールスターズ」と揶揄されるのは、もちろん2024年11月に、本誌「Smart FLASH」が国民民主党の玉木雄一郎代表と元グラドルで「高松市観光大使」の小泉みゆきとの密会不倫を報道したことによるものだ。

 

 じつは、山尾氏の出馬報道が出た3日後の4月25日、同党の榛葉賀津也幹事長が会見で報道陣を牽制する場面があった。

 

「榛葉氏は『いろんな名前が出ているかのごとく報道があるけれど、私が党の幹事長として決めて発表することがすべて。今、そのプロセスをやたら報道するよね』と釘を差していたんです。山尾氏の出馬報道により、予想以上に同党に対して厳しい目が向けられていることを感じたのでしょう。

 

 そして、『我々が正式発表をする人がすべてなので、もうちょっと待ってほしい』とまるで山尾氏擁立を否定するかのような発言も飛び出しました。政治部記者の間では『さすがに擁立は諦めるのではないか』という見方も出ていましたから、結局、山尾氏を公認したことには少し驚いています」(同前)

 

 そのためXでは、《榛葉賀津也幹事長、たしかこの話題が出た時には「過程のプロセス」とのことだったが結果は同じじゃないですか》とガッカリするような声もあがっている。

 

 また、自民党のベテラン秘書は「山尾さんが出馬することで、国民民主党は女性有権者からの比例票をだいぶ減らすのでは」と予測する。

 

 公認が発表された5月14日夕方、山尾氏は、東京・赤坂の街頭演説に参加し、同党の玉木代表から「2020年9月に15人で立ち上げた時のメンバーであり、我が党の憲法についての論点整理をまとめ、現在の国民民主党の政策の骨格をつくりあげた大切なメンバーの一人」と持ち上げられた。

 

 はたして、山尾氏の出馬は同党にとって吉と出るか凶と出るか。

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