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国民民主、支持率下落がとまらない! 背景に玉木代表「餌コメ」発言より批判集める“志桜里ショック”

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記事投稿日:2025.06.03 19:50 最終更新日:2025.06.03 20:06
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
国民民主、支持率下落がとまらない! 背景に玉木代表「餌コメ」発言より批判集める“志桜里ショック”

国民民主党からの出馬が報じられた山尾志桜里氏

 

 国民民主党の支持率下落がとまらない。

 

 JNNが5月31日〜6月1日におこなった世論調査では、国民民主党の支持率は6.8%と、前月の調査から3.4ポイント下落。前月から2.6ポイント上昇して8.2%になった立憲民主党に、2024年11月以来、7カ月ぶりに支持率で抜かれる事態となった。

 

 

 また、5月16日〜5月18日に読売新聞がおこなった調査でも、2ポイント下落の11%となるなど、各調査で下落トレンドが明らかになっている。

 

「5月28日の衆院農水委員会で、同党の玉木雄一郎代表が質問に立ちました。そこで、随意契約される予定の2021年産備蓄米について『あと1年たったら動物の餌になるようなもの』と発言して、物議を醸しました。JNNの調査で大幅下落したのは、この発言が影響したと思われます。

 

 しかし、読売新聞の世論調査の結果は、この発言の前です。国民民主党内からは下落要因について『山尾志桜里氏を参院選の比例公認候補にしたためだ』という指摘が相次ぎ、“志桜里ショック”とまでいわれています」(政治担当記者)

 

 なぜ山尾氏の公認が、同党の支持率下落につながるのか。

 

「山尾氏は2017年、『週刊文春』で倉持麟太郎弁護士との不倫疑惑が報じられ、その後、倉持弁護士の妻は自死しました。

 

 また、JR全線を無料利用できる議員パスを私的に使っていたことも明らかになったのですが、山尾さんは公認が決定してもなお、説明責任を果たしていません。そのため、擁立を疑問視する声が多いのです」(同前)

 

 実際、山尾氏の擁立が発表された直後、報道各社の世論調査で国民民主党の支持率低下が見られた。朝日新聞社は4月の調査から4ポイント減の8%、読売新聞は同2ポイント減の11%、NHKは同0.7ポイント減の7.2%だった。

 

 さすがに玉木代表も、危機感を募らせているようだ。6月3日の記者会見では、山尾氏擁立に批判が相次いでいることについて質問され「当選しよう思っているのであれば、疑問にしっかり答えていく責務がある。必要であれば会見をすると思うし、すべきであると(山尾氏に)伝えている」と述べた。

 

「玉木代表は再三、山尾氏に会見を開くよう言っているようですが、山尾氏から具体的な返答はないようです。国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長などは、30日の会見で『子どもじゃないので、それぞれの考えでやるべき』と突き放しています」(同前)

 

「不倫疑惑」と「説明回避」。これでは有権者の支持が得られるはずもない。

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