社会・政治
「政治家が平気で嘘をつく」石破首相の2万円給付案を “超大物アーティスト” が一刀両断で、相次ぐ称賛

石破茂首相
歌手の松山千春が、6月15日放送の『松山千春 ON THE RADIO』で、石破茂首相の打ち出した物価高対策をバッサリ斬り捨て、称賛を呼んでいる。
「同番組は、社会情勢からスポーツ、芸術などについて松山さんが独自の視点で語るラジオ番組です。そのエンディング、松山さんは『全然話は変わりますけど……』と切り出すと、石破首相の現金給付策について触れたのです。
6月13日、国民1人あたり一律2万円の給付を夏の参院選公約に盛り込むことを表明した石破首相ですが、11日に開かれた党首討論で、給付金については検討していないと言っていました。わずか2日後に一転したことについて、松山さんは納得がいっていないようです」(全国紙記者)
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松山は、「ここへ来て1人2万円の給付」と驚きつつ、「政治家が平気で嘘をつく」とチクリ。さらに「俺は正直言って、別に2万円は欲しくないです。なんとか食っていけますから」ときっぱり。本当にお金に困っている人に手当てするなら「どうぞおやりください」としつつも、普通に生活している人間に2万円を給付して「何をしたいわけ?」と投げかけた。
さらに松山は「物価が高いからといって現金もらっても。それよりも物価を抑えることのほうに努力するのが政治じゃないですか?」と訴え、「集めた税金をみんなに何万円と渡すのは、それは政治ではない」と述べていた。
松山の忖度のない、核心を突いた発言に、X上でも共感の声が寄せられた。
《よく言ってくれた》
《自分が言いたかったことを言ってくれている》
《松山千春の言うとおり。選挙前に人参をぶら下げるやり方は国民を馬鹿にしている》
と称賛が相次いでいる。そんな松山の政治信条について、芸能プロ関係者がこう語る。
「豪快なイメージのある松山さんですが、政治には厳しい人物として知られています。自身のライブでは歌だけではなく、“独演会” と言えるほどの政治トークを繰り広げ、盛り上げることもしばしば。
2017年には、今村雅弘元復興相が東日本大震災の被害に関して『まだ東北で、あっちのほうだったからよかった』と言って辞任したことに、『本来、政治家、議員になる人ではなかった』とバッサリ。
また『バカな国民が選んだらバカな国になる。我々が利口になることがよい政治家を育てる』と、過激な “千春節” で持論を説いたこともあります。
ただ一方で、自民党が夏の参院選比例代表に擁立する方向で調整に入った無所属の鈴木宗男参院議員との仲を取り沙汰された時期もありました。松山さん本人の党派性は問われるべきでしょうが、少なくとも今回の苦言には多くの人が賛同しているようです」
石破首相の耳に届くといいのだがーー。