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「男は何様」参政党・神谷代表の炎上発言にシンガーソングライターが激怒…“ギャル語で擁護”するコラムニストも

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記事投稿日:2025.07.05 18:53 最終更新日:2025.07.05 18:53
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「男は何様」参政党・神谷代表の炎上発言にシンガーソングライターが激怒…“ギャル語で擁護”するコラムニストも

6月27日、松本市で演説する参政党の神谷宗幣代表(写真・金谷千治)

 

「申し訳ないけど、高齢の女性は子どもは産めない」

 

 7月3日に公示され、20日の投開票日まで17日間にわたる戦いの火蓋が切られた参院選。そんななか、何かと注目度の高い「参政党」の神谷宗幣代表が、街頭演説で放った冒頭の言葉に批判が殺到し、議論を呼んでいる。

 

 

「神谷氏は、7月3日に東京・銀座で街頭演説をおこない、少子化問題に触れた際、『今まで、間違えたんですよ。“男女平等参画”とか女性の社会進出はいいことです。どんどん働いてもらえば結構。けれども、子どもを産めるのは若い女性しかいないわけですよ』と語りました。さらに『これを言うと差別だという人がいるが違う。現実だ』とも主張しました。若い女性が出産しやすくなる社会の必要性を訴えましたが、発言の真意をめぐり、SNSでは大きな議論が沸き起こっています」

 

 神谷氏の発言には、複数の著名人も反応。シンガーソングライターの柴田淳は、

 

《そもそもさ、女は国の為に子ども産んでんじゃないんだわ それを忘れないでいただきたいです》

 

 と、自身のXで怒りの反論。女性を「産む機械」だと思ってるから、子どもをつくれない女性を下に見ているのだとして、

 

《頭悪すぎなんだよ 男は何様なんだよ》

 

《みんな女から産まれてきてんだよ もう少しリスペクト持てよ》

 

 と、神谷氏の発言を猛批判した。一方で、神谷氏の発言をギャル言葉で解説したのは、2024年12月に「40歳近くなってパーカーとか着てるおじさんって、けっこうおかしいと思うんですよ」と発言し、おじさんの“パーカー論争”を引き起こして炎上したコラムニストで脚本家の妹尾ユウカ氏だ。

 

 妹尾氏は、神谷氏の発言を紹介した毎日新聞の記事を貼り付け、《このオジが言いたいことって》との書き出しで、

 

《「女の子がバリバリ働くの、マジで全然アリなんだけどさ、絶滅危惧種のニホンアカチャンを産めんのも若い女子だけなワケよ これ差別とかじゃなくて、現実ね でもさー、『働け!働け!』って圧強めすぎたし、今の社会ってぶっちゃけ産みにくすぎだよね」》

 

 と紹介。続けて、

 

《「だからさ、仕事してもいいし、家庭入ってもいいし、どっちも自由に選べる社会にしたくね?って思ったんよねー でもさ、子育てだけだとほんmoneyマネーがキツいから、ウチらは子ども1人に月10万、支給しちゃおって思ってんの」って話だと思うんだけど、この毎日新聞の見出しの切り取り方だと、まるで“差別的な発言”みたいに見えるし、実際、そこだけ見て怒ってる人がいるしよくないな》

 

 と持論を述べ、神谷氏の発言をフォローする姿勢を見せるなど、著名人の間でも賛否が分かれている。

 

「神谷氏の発言をめぐっては、今回の“一言”だけが問題視されているのではなく、党としてこれまで主張してきた文脈をなぞる形で“警戒心”が広がっているということでしょう。実際、『戦後は連合国軍総司令部(GHQ)によって、日本は自虐史観に洗脳された』『メディアも特定の勢力に牛耳られている』と、“陰謀論”とも取れる発言をしてきました。さらに2023年には『天皇陛下に側室を持ってもらい、たくさん子どもを作っていただく』などと語っています。こうした過去の発言や党の主張から見て、今回の発言が女性の人権を軽視しているのではないかと問題になっているわけです。それでも批判一色ではなく、賛同も一定程度得られているようです」(政治部記者)

 

 事前予想では参院選での躍進が伝えられている参政党だが、神谷氏の発言は選挙にどう影響を与えるだろうか。

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