社会・政治
小林よしのりが昭恵夫人を語る「たかが首相の奥さんなのに」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.04.22 16:00 最終更新日:2018.04.22 16:00
《井の中の昭恵、社会を知らず》
2017年5月、本誌連載「よしりん辻説法」で、森友学園をめぐる事件の元凶が安倍昭恵夫人にあると喝破していた漫画家・小林よしのり氏。氏が見抜いた“安倍昭恵”という女性の本質とは何か。存分に語ってもらった。
「昨年、わしが安倍昭恵を漫画に描いたとき、読者は『よしりんは死ぬ気なのか』と心配していた。首相夫人を貶めて描くことが、信じられなかったんだろうね。でもわしは、『王様は裸だ』ってずっと言い続けてきているから。
この事件、昭恵がいなかったら起こらなかったのは馬鹿でもわかる。たかが首相の奥さんよ? それだけですべてを狂わせたのが恐ろしい。そもそも、世の中が彼女を “家庭内野党” だのと持ち上げたのがおかしい。
野党支持者まで彼女を『純粋な人』と言っていたけど、純粋だから怖いと、オウムの事件で皆学んだんじゃなかったんだろうか。あのときにオウム真理教に傾倒したのも、『オウムこそ本物の宗教だ』と妄信した “純粋な” 若者たちだった。
純粋な安倍昭恵という人は、あまりにも世間を知らず、承認欲求が強すぎる。自分が握っている権力は、選挙などで選ばれたわけではない、正当性のない権力。その自覚がない。
首相夫人だから自分が持ち上げられてるんだということを、理解していない。それどころか、首相夫人という肩書を最大限にひけらかし、『人と人とを結びつけるのが自分の使命』と信じ込んでる。
呼ばれればどこにでも行ってしまうし、大麻常習者と親交を深めて『大麻を取り戻そう』と主張したり、元暴力団組長と福島を訪れたり、“絆” を作ってつながってしまう。本人に悪意はないかもしれないが、結果でジャッジしないと。結果責任を問うべきだ。
わしは妻に『小林よしのりの妻である』ことを絶対にバラさないように言ってる。有名人の妻であると知られるだけで、まわりの人間が悪い忖度を始めるから絶対ダメだぞと。
ファーストレディとなれば、より慎ましくやるべき。夫の安倍晋三がほんと無能で、妻をコントロールできないんだよ。妻を証人喚問に引っ張り出すくらいなら、安倍晋三は自分が辞めるでしょう。自分の妻で自分を破局に追い込んだ歴代初の首相として、歴史に残るね」
(週刊FLASH 2018年4月10日号)