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高市首相“衆院選圧勝”でも頭を悩ませる「党内派閥」調整…応援演説時から見えていた“統制”への布石

社会・政治 記事投稿日:2026.02.15 13:20 最終更新日:2026.02.15 13:30

高市首相“衆院選圧勝”でも頭を悩ませる「党内派閥」調整…応援演説時から見えていた“統制”への布石

党首討論が予定されていた『日曜討論』(フジテレビ系)を、当日に“ドタキャン”したのち、当日の午後に応援演説のため名古屋市に訪れた高市早苗(写真・ともゆき)

 

「いよいよ、牙をむいてきた感じですね」

 

 先の衆院選で落選した中道改革連合の前議員は、躍進した自民党についてこう語った。2月18日に召集される特別国会前、衆議院の与党国対担当者は、全委員会の委員長を与党が独占する方針であることを野党に伝えている。

 

 衆議院で3分の2を獲得した与党。高市早苗首相の勢いもとまりそうにない……と思いきや、政権は意外にも盤石とは言い切れないようだ。大勝の“弊害”が、自民党内にあるという。

 

「石破茂内閣で外相を務めた岩屋毅(たけし)さんらが、新しい政策グループの発足を目指しています。もともとの石破派を継承するわけですが、前幹事長の森山裕さんらも加わって、20人程度に膨れそうです。

 

 現在の高市首相を支えているのは、麻生太郎さん率いる麻生派と、茂木敏充さん率いる旧茂木派の一部。さらに、旧清和会が加わっています。

 

 一方で高市首相には、数人の側近議員のほかには、同志的なつながりのある議員はいません。そのため、旧派閥の支援がないと、政権維持が困難になるのは目に見えているんです」(政治部記者)

 

 こうした危険を察知していたのだろうか。高市首相が選挙後に考えていた党内統制の布石は、応援演説にも見られていたようだ。

 

「高市首相は前回、裏金議員として落選していた武田良太さんの応援に入りました。この裏には、武田さんが率いていくと思われる旧二階派を勢いづける狙いがあったのだと思います。

 

 300以上の議席を獲得し、多くの新人議員が入ってきましたが、現状、萩生田光一幹事長代行がまとめる旧清和会への流入が見込まれています。そうなれば、萩生田氏の影響力が大きくなっていく。高市首相としては、自分が党のイニシアチブを握れなくなるような事態は避けたいでしょう。

 

 旧清和会の肥大化を抑えるため、旧二階派にも新人が流入するよう、首相としては考えを巡めぐらせているのでは。議員に復帰した武田氏と萩生田氏を競わせることが、政権基盤の安定化につながると考えているんじゃないかと思いますね」(同前)

 

 野党に勝った後は、党内でも勝負が待っているのだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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