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六代目山口組が見据える「全国統一」への道…分裂後11年で勢力差は歴然「特定抗争指定」の解除も続き、拡大の一途

社会・政治 記事投稿日:2026.09.09 16:50 最終更新日:2026.09.09 17:03

六代目山口組が見据える「全国統一」への道…分裂後11年で勢力差は歴然「特定抗争指定」の解除も続き、拡大の一途

新横浜駅に降り立った、六代目山口組司忍組長。胸元には、ピンクのネクタイを締めている(写真・長谷川新)

 

 大阪や兵庫など8府県の公安委員会は、9月3日、六代目山口組と絆會の分裂抗争をめぐって適用していた「特定抗争指定暴力団」の指定を、9月20日以降、延長しないと明らかにした。

 

 2015年8月に勃発した六代目山口組の分裂抗争。山口組は六代目山口組と神戸山口組に分裂し、さらに神戸山口組から絆會(当初は任侠山口組)と池田組が離反して、4団体の分裂抗争が続いていた。

 

 その結果、六代目山口組は、神戸山口組、絆會、池田組の3団体とそれぞれ「特定抗争指定暴力団」の指定を受けていた。そもそも「特定抗争指定」は、対立する2団体間の双方を指定するもので、3カ月ごとの延長を重ね、今日まで来ていた。

 

 だが、池田組との間の指定は9月7日に初めて延長しないまま解除され、絆會との指定も9月20日以降、延長しないことになった。残るは、神戸山口組との指定だけになった。

 

 はたして、本当に分裂抗争は終結したのか。ヤクザ界に詳しいジャーナリストは次のように話す。

 

「六代目山口組は、昨年兵庫県警に対し『抗争終結宣言』を出しています。少なくとも六代目側からは抗争を仕掛けないと宣言したもので、確かにここ数年は抗争事件が起こっていませんでした。それに、昨年末の段階で、各組織の構成員(準構成員含む)は六代目山口組6300人、神戸山口組270人、絆會120人、池田組70人と警察が発表しており、分裂後11年を経て、勢力差は歴然としました。

 

 公安委員会は抗争指定を解除するにあたり、各組織のトップに抗争を続けるかどうかの確認を取っており、いずれもその意思がないことを確認したといいます。少なくともこの3組織との分裂抗争は終わったということなのでしょう。仮に指定解除後に抗争事件を起こせば、それこそ顔に泥を塗られた格好の警察が黙っていないでしょう」

 

 だが、都内在住の暴力団関係者は、まだ警戒が必要だと話す。

 

「神戸山口組は、抗争を続ける可能性があるとみています。トップの井上邦雄組長が抗争をやめて引退するとしたら、六代目山口組に詫びを入れるしかないでしょう。でも、それでケリがつくわけではない。過去にも六代目山口組の元組員が井上組長の自宅に放火したことがあったが、今後も同様に、元組員が個人的に井上組長を狙う可能性がなくなったわけではない。そうした動きが少しでも見えてくれば、指定を解除するわけにはいかなくなります。

 

 また、六代目山口組は、神戸山口組との間の指定が解除されたら、神戸の総本部を再び使用できることになる。そのうえで、ヤクザ界の全国統一を目指す可能性もある。すでに稲川会とは親戚関係にあり、住吉会とは友好関係にある。この先、全国の組織が生き残りを図るとすれば、六代目山口組と友好関係を結ぶしかないだろう」

 

 六代目山口組と神戸山口組との指定は、10月6日に期限を迎える。そこで延長されるか解除されるかで、その後のヤクザ界は大きく変わりそうだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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