事故が発生した三重県亀山市の新名神高速道路・野登トンネルから搬出された車両(写真・共同通信)
2026年3月、三重県亀山市の新名神高速道路で、一家5人を含む6人が死亡した多重事故。9月10日、津地方裁判所で3回めの公判がひらかれ、大型トラックを運転していた55歳の女に対し、検察側は拘禁刑7年を求刑した。
事故が起きたのは3月20日。渋滞で停車していた車列に大型トラックが突っ込み、最初に追突された乗用車に乗っていた静岡県袋井市の一家5人が亡くなり、さらに、その前を走っていた車に乗っていた男性も命を落とした。
「トラックを運転していた被告の女性は、携帯電話の画面を見ながら時速約82kmで走行していたとされています。その時間は約13秒間で、前方の乗用車に気づいたのは、9.4m手前だったといいます。検察側は、わき見は一瞬のものではなく『交通規範意識の欠如は甚だしい』と指摘しました。6人が死亡した結果は重大だとして、過失運転致死罪に問われた被告に拘禁刑7年を求刑しています」(社会部記者)
わずか13秒の“ながらスマホ”によって、家族旅行の途中だった一家の日常は突然、断ち切られた。幼い子ども3人をふくむ6人が亡くなった事故に対する「拘禁刑7年」という求刑に、Xでは《自分が遺族だったら、本当にやるせない》と、割り切れない思いを訴える声が相次いでいる。
「過失運転致死罪の法定刑は、7年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金で、今回の求刑は法律上の上限です。それでも、6人が死亡した結果の重大さに対し、現行法で求められる刑の上限が7年であることに、割り切れなさを感じている声がネットでは見られます」(同前)
被告は、反省の弁を述べるも、亡くなった人たちの名前を答えることができなかったという。遺された人たちの悲しみを考えると、やりきれない。
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