
立憲・泉代表の発言はウィットを利かせたものだったが……5月29日撮影(写真・長谷川 新)
9月25日、立憲民主党で代表を務めた泉健太衆院議員が、中道改革連合の解体にともなって結成された新党「民主改革の会」に入党せず、緒方林太郎衆院議員と「2人会派」を結成することがわかった。
中道、民主改革の会、公明党による、衆院の統一会派「中道」にも所属しないという。
「泉氏は、分裂した中道が2026年に支払われる政党交付金の残金、およそ12億円を受け取ることに関して、9月18日、自身のXに《交付金について丁寧に説明して欲しい。正直、我々も十分に納得できていない》とつづっていました。この問題も、新党に参加しない理由のひとつになったようです」(政治担当記者)
代表経験者が入党しない事態に党内では動揺が走ったが、結局、「民主改革の会」は所属議員18人でスタートすることになった。泉氏は、近く会見を開く予定だというが、本誌は2003年の衆院選で泉氏とともに初当選を果たし、衆院議員を3期務めた村井宗明氏に、「泉氏への期待」を聞いた。
村井氏と泉氏の付き合いは大学時代にまで遡る。村井氏が同志社大生、泉氏が立命館大生だったころ、京都市内のシェアハウスで共同生活を送り、ともにそれぞれの大学の弁論部に所属していたという。まさに “盟友” ともいえる間柄だ。
「いまはエンジニアとして働くサラリーマンなので、コメントと言われても困りますけど」と苦笑しながら、「先週も(泉氏と)携帯電話で話しました」と、変わらぬ交友があることを打ち明けた村井氏。
「私が勝手に思っているのは、『現実的な野党の結集軸になるために、新しい動きを作ったほうがいいのではないか』ということです。これは本人にも伝えました。本人は『今回、お前の言葉で動いたわけじゃないぞ』と言いそうですが(苦笑)。
外交、安全保障、防衛では現実的な考え方を持つ。しかし、格差が広がり、生活が苦しい人もたくさんいるので、軸足は勤労者、立場の弱い人に置くということです。
高市政権では、資金を持っている人、投資をしている人は豊かになりますが、株も投資もやっていないサラリーマン、年金生活者は、給料や収入が上がらないなか、物価高で苦しんでいます。
(国民は)それぞれの立場で生活をしていますから、高市政権の政策を否定するものではありませんが、困っている人のための結集軸になってくれればいいなと思っています」
9月25日、泉氏は自身のXに《今回私は2人会派を結成し、ここから動く。現実路線での幅広い勢力結集を目指します》と決意表明した。新たな「結集軸」になるのか、国民は注視している。
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