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簗和生農水相、自らを支持せぬ自治体へ“報復”で「予算カット」発言を撤回も身内からあがる「みっともない」の声

社会・政治 記事投稿日:2026.10.06 18:00 最終更新日:2026.10.06 18:01

簗和生農水相、自らを支持せぬ自治体へ“報復”で「予算カット」発言を撤回も身内からあがる「みっともない」の声

簗和生農水相(写真・長谷川 新)

 

 秋の臨時国会を前に、簗(やな)和生農林水産相が、自身を支持しなかった地元自治体の予算を「カットした」と発言した問題が波紋を広げている。

 

 発端は5月24日、自民党大田原支部の非公開の懇親会で、簗氏が「栃木県那須烏山市、同県那珂川町の令和8年度の道路予算については、大幅にカットをしました」などと発言したと、「週刊文春電子版」と「デイリー新潮」が報じたことだ。

 

 報道について、簗氏は10月2日午前には「コメントは控える」と20回ほど繰り返し、同日午後の会見になると、発言をおおむね認めたものの、辞任は否定した。そして10月5日、国会開幕に合わせた会見で発言を認めて謝罪し、発言を撤回する事態となった。都合3回めの会見で、ようやくすべてを認めた格好だ。

 

「簗氏は当初、音声について『聞いていない』としていました。しかし、地元紙の『下野新聞』が発言の全文を公開したことで、とぼけていられなくなったのでしょう。問題は、いつ撤回して『予算カット』発言について謝罪をするかでした」(政治担当記者)

 

 国土交通省に道路予算の削減を働きかけたことは否定しているが、一議員の働きかけで、配分が変わることはあり得るのか。簗氏が所属した旧安倍派の議員はあきれ顔でこう語る。

 

「たとえ筆頭副幹事長でも、道路予算をいじる権限などありません。もっと言えば、簗さんのひと声で変更される予算など、そもそもないのです。旧安倍派内でも『格好をつけたかっただけ。みっともない』と、突き放す声のほうが多いですよ」

 

 だが、国交省が示した「社会資本整備総合交付金」によると、那須烏山市の予算額が2025年度の6531万1000円から、2026年度は2426万7000円で約63%減。那珂川町は2025年度の4934万2000円から2026年度は2262万4000円で約54%減となっている。栃木県全体では増えているにもかかわらず、大幅減額となっていたのだ。

 

 簗氏は東京大学大学院を修了後、2012年に初当選。文科副大臣などを経て、今回の内閣改造で初入閣した。政策通を自認する一方、旧安倍派の裏金問題で1746万円の不記載があり、役職停止6カ月の処分を受けた。2021年にはLGBT理解増進法案をめぐり、「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と発言し、批判を浴びた過去もある。

 

「高市早苗首相の側近として知られる簗氏は、会見で『職務を全うするように』という指示があったと明かしました。農水省の公共事業予算枠は約7000億円と巨額です。今国会は会期が69日と短く、野党の集中砲火を浴びるのは間違いありません。高市首相も説明責任を尽くしたと言い張るつもりでしょうが、予算配分の執行者として真意を答える必要があります」(前出・政治部記者)

 

 10月2日、那須烏山市の川俣純子市長は「自分を支援しない者への報復措置として予算カットをほのめかし、市民に不安を抱かせたことは断じて許されない。両市町の住民に対し、説明責任を果たされたい」と厳しいコメントを出した。両市町の予算について、説明責任があるだろう。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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