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「ミスター東大」暴行で逮捕、エレベーターに同乗した女性を…
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.11.02 06:00 最終更新日:2018.11.02 06:00
2014年に「ミスター東大コンテスト」でファイナリストに選ばれ、「日本一チャラい東大生ユーチューバー」として知られる稲井大輝容疑者(24)。30代女性に対する強制性行容疑で9月15日に逮捕、10月5日に起訴され、現在は保釈されて裁判を待つ身だ。
「僕のまわりの女子大生は皆、稲井君の動画を知っています。彼は有名人ですよ。女子大生の知り合いは多かったですね。
とても計算高い人で、エロい動画の企画は、法的にギリギリなところを検討して配信していました。動画でかなり稼いでいました」(他大生の友人)
本誌が報じた「ミスター慶應」ファイナリストの性的暴行事件と同様に、現役の東大経済学部生は、悪質な犯行に及んでいた。
「自宅のタワーマンションに帰宅した際、たまたまエレベーターに乗り合わせた女性に襲いかかった。隙を見て逃げた女性がそのまま近くの交番に駆け込み、その日のうちに逮捕された」(社会部記者)
稲井容疑者のSNSには、ブランド品や海外旅行、女性をはべらせる様子が多く投稿されている。大学生にしては豪華すぎる暮らしで、学業はそっちのけだった。
「東大生というブランドを使い、いくつかビジネスを手がけていたそうです。留年しているのも、それに夢中になっていたから。
コンテストを機に、東大生を特集するバラエティ番組にもたくさん出るようになりました。テレビ局関係者への働きかけにも熱心でした」(前出・他大生)
両親はともに一流国立大学卒で、首都圏で開業している医師だ。さらに本人は、超難関校として知られる駒場東邦高校を卒業後、一浪して東大文科II類に入学。まさにエリート一家に育ち、東大に入ったころは、青雲の志を抱いていたようだ。
入学当時を知る友人は、こう振り返った。
「大学入学当時の稲井君は地味。もともと彼には、口下手で根暗な印象があります。ナンパも悪ふざけもネットの世界だけのことで、その落差に闇があると思っていました。
キャリア官僚を目指すサークルに所属していたことがあって、『財務官僚になりたい』と以前は言っていましたね。でも、財務省のスキャンダルが相次いでから、高学歴タレントになることを本気で目指しているようでした」
稲井容疑者の両親が営む医院近くに住む祖父は事件について、「ノーコメント。(本人からの連絡は)ないです」とだけ話した。「チャラ男」はエリートコースから完全に外れた。
(週刊FLASH 2018年11月13日号)