「髪型が昔から『聖子ちゃんカット』のまま変わっていないことは、支援者から指摘され続けてきました。皆から『今風に変えたら』と言われても、変えませんでした」
こう話すのは、片山さつき地方創生相(59)の元秘書だ。
「国税口利き疑惑」報道を皮切りに、100万円を受け取ったという税理士の南村博二氏が秘書でないとしながらも、国会通行証を渡していた事実など、疑惑が次々と発覚。唯一の女性閣僚ということもあり、野党に狙い撃ちされている。
髪型と同じく、東大時代、財務官僚時代から変わっていないのは「目立つ」ということ。財務省OBはこう明かす。
「学生時代からあの髪型にハマトラファッションで、学内で目立っていました。入省時、新人の歓迎会で松田聖子の『赤いスイートピー』を渡辺美智雄大蔵相(当時)の前で披露していましたね」
片山大臣といえば、2005年に小泉純一郎元首相のもと「小泉チルドレン」として初当選した。その後、2010年に参議院に転じ、二階俊博自民党幹事長の派閥・志帥会に加入。
そして、2018年に「超人的なガッツの持ち主」と評価され、安倍晋三首相のもとで初入閣を果たした。大物男性政治家の庇護のもと、躍進を続けてきた人物なのだ。
しかし今回は党内からも、擁護論は出ない。
「片山さんが騒がれるほど、『モリカケ』の蒸し返しなど、安倍総理への批判はなくなる。このまま袋叩きにされているほうがいい」(自民党衆院議員)
と、にべもない。味方は夫のみ……なのかもしれないが、どんな人物なのか。
「ゴルフ用品メーカーのマルマン(現・マジェスティ ゴルフ)の御曹司・片山龍太郎氏です。
禁煙パイポの仕掛人、企業再生の専門家として知られています。最近は夫婦揃って見ることは少ないですね」(自民党関係者)
カラフルな服装ゆえに、「南米の鳥」と揶揄される片山氏。永田町での越冬は、例年より厳しい。
(週刊FLASH 2018年12月4日号)